今日は、朝から晴天に恵まれ、少々涼しい多摩川土手を歩いて
帰ってきたところであるが、昼には23度になると言っている。
昼になってくると、長袖では暑すぎるようだ。帰って来てから、
今日は、ブログで何を書こうかと思っていたが、昨日読み終わった
松本清張の(点と線)とした。この推理小説は、昭和32年から33年
かけて書かれたもので、彼の処女作であり、アリバイ破りのジャンルで
は戦後の日本における代表作と言ってよいものであろう。この内容
は、鉄壁なアリバイをいかに探偵が一歩一歩と真相に近づけて
行くかでの興味があるが、この犯行動機にリアリスティックな状況
設定を行なった一人者である。この内容は別々に毒殺した男と女
を一緒に並べておけば、誰もこれを偽装心中と見破ることが出来ない
ことと汚職事件を列車と航空と青函連絡船の時刻表を絡ませたトリック
とにあるのだ。この小説は私が中学3年生の頃、書かれたものだが
次は、それにつづく(ゼロの焦点)を読むことにしよう。