昨日までの4日間に渡る猛暑は、今朝はやっと5月の気温へもどったようだ。
それにしても、北海道での38度は、何か地球が狂ってきたのかと疑う。
地方には、妖怪の伝説が多くあるが、この気候が生んだものが伝説となるので
あろう。最近、地方でのマスコットとして造られる(ゆるキャラ)も鎌倉時代
に出現してきた伝説の河童に由来するところが大である。これからの梅雨の
時期が最も、多くの河童の伝説が各地で語られている。河童の発祥の地としては、
佐賀県の武雄市が名乗りをあげているが、この伝説とは、鎌倉の御家人の橘と言う
者が、春日神宮造営を命じられた折、99の人形を作り、命を吹き込んだ。この人形
の活躍て社殿はいち早く完成した。そこで、不要になった人形を川に捨てたところ、
今度は、水中で動き出し、人や家畜を襲うようになった。(河童)の誕生
である。この悪事をなんとか鎮めるために、人々は、神主さんに頼んだ。
(河童達よ、この石に花が咲いたらお前達に人間を一人くれてやろう。そまでは
決して人に害を与えてはならない。)と約束を取り交わした。そのようにして
人形に命を吹き込み作業させることで労働生産性を向上させたのである。
各地には、それと同じような伝説か、出現しているが、私が15年ほど前に
岩手県の遠野市へ出張したとき、遠野物語や民話のふるさととして有名
な中に沢山のカッパ伝説が出て来て、かっぱ渕などでの出現情報の場所
を見学したことを思い出す。このような伝説のものは、最近では、
各地では、ゆるキャラとしての人形として、その地方を表す作り物として
出現しているが、トトロのような空想の生き物も、その内には、河童と
同様の存在となるかも知れないと思う。