数年前に訪れた台湾の風景
世界的に新型肺炎が蔓延しはじめた。アメリカでも、新たに日本と同様にクルーズ船で感染が発生して、同様に港で停泊した中に隔離して、感染者の検査を実施し始めた。日本と違って、早々に、検査キットで全員の検査を実施し、陰性者はすべて、上陸させて、2週間隔離するとのことで、陰性者が船内で感染することを避ける方法を取っている。日本でこのような方法を取らなかったのは、厚生省の判断ミスと言っても過言ではないと思う。この厚生省がためらった一つの原因は、スイスの製薬会社の遺伝子検査キットを採用して、全員の検査を実施すれば、よかったのである。一人約30分ほどで、検査結果が出る簡易なものであるが、その検査に多少誤差があるらしく、これを日本の厚生省は、完全に判定できる方法を取り一人当たり6時間を要している方法を取っている。このため全員の検査を行わずその症状を表した人のみ検査していたのである。日本政府は厚生省に検査方法を独自開発するための予算をつけ、公共事業としたために、外国の検査キットを購入することをためらったのです。現在やっと国内で検査キットの開発に成功したとの情報が流れていますが。このように、日本は、従来から、臨機旺盛なことを実施できない。官僚機構の決定が遅いのも日本の特徴か。韓国で、日本より遅れて、多くの発生を見ているが、宗教団体の集会に参加した人全員の検査を検査キットにより実施し、一日数千人を検査している。高速道路の検問所でこの検査キットを使用すりば、短時間の30分ほどで結果がでるようである。しかし、最近は、感染者が多くなり、軽症で元気な人でも、病院に隔離するため、病院での受け入れができず、重症者が入院できずに、自宅で亡くなる人が多発しているとのこと。これも、新たな問題である。しかし、日本でも、やはり、疑わしい人の判別を医者が判断し、該当者のみ、早期に簡易検査キットで判別し、診断すべきである。この手段を早急に導入し、インフルエンザと同じような検査方法を実施すべきだ。いまは、スイス製の検査キットは購入できるようだが、国内で自由に検査できる体制が完成していない。やはり厚生省が率先してやるだけである。