めざせ百名画

旅行も山もどうもご無沙汰なので、現実的な映画鑑賞をテーマにしてみました(いい加減)

旅行は計画が楽しい♪

2014-11-29 20:50:05 | 日記
11/22 日勤

連休で睡眠充分だったので、4時に起床。

ふと思いついてパソコンを立ち上げ、時刻表(もうトーマスクックじゃないのね?)で知った船会社を検索してみたら・・・

ヒットしました!

ただし、スペイン語ですからふ~む、とうなってたら、画面の右上に「翻訳する?」

クリックしてみたら、ちょっと考えて・・・あら不思議!日本語になってでてきました!

凄い!こんな機能があるんだ(驚)

ただし、安いパソコン(メイドイン チャイナ)のせいか、見た目は日本語ですが、ただ単語を訳しただけみたいで、

言葉の順列や繋がりの助詞などは滅茶苦茶で(良く海外で見かけるテキトー日本語みたいな。あッそうか、あれはこの手で

翻訳してるのだな?)頭が痛くなりそうでしたが、出港時刻を知りたいだけなので、問題ありません(笑)

列車の方と合わせて検討した結果

マドリッド アトーチャ 8:35-13:48 アルヘシラス 17:00-フェリー-17:30 タンジェ(モロッコ)

アルヘシラス行きの直行列車が1日2本しかないので、これしかありません。

スペイン最後の昼食もゆっくり摂れそうです(飲)

なるべく夜行に乗りたい(夜汽車好き)ので色々検討して、パリ-ペルピニャン、バルセロナ-マドリッドを予定してます。

タイでも、未乗だった区間を寝台車でクリアする計画ですし、鉄ちゃんの血が疼きます(ワクワク)

97(金日成のパレード)

2014-11-29 19:57:47 | 日記
地下鉄で渋谷へ。

文化村で、パリのオペラ座の実写を観る筈でしたが・・・スケジュールを読み違えていて、既に始まっている事に気付き(泣)

パスしてユーロスペースの方へ。

週刊誌の記事で知りましたが、北朝鮮の映画を地味にやってます。





97 金日成のパレード

何年か前にも上映されたもののリバイバルです。

招待されたポーランド訪問団が許可を得たフィルムです。

こんなに長い間、動いてる金日成の映像を見たのは初めてです(金正日も出てた)

忠実に日本語訳のナレーションが付いてるものだから、説明文の最初の決まり文句(親愛なるなんとか閣下みたいな)

が繰り返されるのが鬱陶しいですが、面白いです。

名所メグりもするのですが、板門店を逆側から撮ってるのは新鮮でした。

これで両方から相手を見れました(笑)

ただ、こっちは品がなくて、駐留軍を「アメリカの奴ら」と何度も言ってました。

地下鉄も走ってるんですね?

広告とか無くて、将軍様の絵がドド~ン!と掲げられてるのが何とも寒々と感じます。

中東的な感じですが、イランもこんな感じだったかと。

ま、これも何かテーマがある訳でもなく、北朝鮮の望んだ絵面が延々と垂れ流しです。

最後に夜の大行進。

広場を松明を持った集団が声を揃えて「1、2、きん、にっ、せー!マンセー!マンセー!」

と絶叫してるのをまた延々と聞かされます。

危うく洗脳されそうになります(笑)

休憩無しで次のフィルムが上映されます。

98 北朝鮮の真実

命を掛けた隠し撮りです。

市場が映ってます。

広い河原にフリーマーケットみたいな感じで、農家が取れた作物を売ってます。

駅前の広場で、停電でしばらく止まってる列車から人が降りてて、水売り?からたらいで水を買って顔を洗ってます。

ボロアパートの中が映ります。

昭和の空気がプンプンしますが、中で豚を飼ってます(笑)

外に置いておくとさらわれる(食べられる)そうです。

中国より治安が悪い?

上海の裏通りで鶏が闊歩してましたもんね?

脱北者の解説がついてます。

犯罪者は(コチラで言う一般的なそれではなく、体制に反抗したみたいな)弁護人も付かない裁判で裁かれ、公開処刑

されます。

近所の住民は呼び出されて、銃殺を見学?しなければなりません。

親族なんかは最前列に並べられてます(見せしめ)

う~ん、見付かったら死刑ものなので仕方ないのでしょうが、もっと庶民の暮らしみたいのを見たいなあ?

脱北者の話を聞いて、ドキュメント的に作れませんかね?

命がやばいか?

ちょっとこれじゃ弱いなぁ?

思ったほど混んでませんでしたが、そういう事ですか。

カウリスマキの時は満席でしたもんね。

ちょっと早いけどもがみがわ





「久しぶりですね?」と昼担当のねーちゃんがビールを注いでくれます。

そういえば、8月で20歳になったあの娘はどうしたんだ?

たまには昼から飲む堕落者にならないといけませんね(最近、夜勤から解放されたので機会が無い)





やっぱり鯖は王様です





本当は生を焼いて欲しいんですが、贅沢は言ってはいけません。





鰯のつみれ汁





そのうちクジラさんと書いてもらうか?(自分で書けばいいんだ)





湯豆腐で腹から暖まります





う~ん、今夜も酔いました・・・

映画三昧

2014-11-27 05:38:03 | 日記
11/21

図らずも連休でしたので、温泉行こうか?山登りするか?と考えましたが、一番金の掛からない映画三昧に落ち着きました(笑)

気になってる映画も、観るにはここしかなかったもので。

100名画の期限も迫ってるし。

まずは新宿3丁目へ。

ここは会員なんで1,000円で観れます。

96 ランナーランナー





ベンアフレックが絡んでるのである程度安心してたし、宣伝を観ても格好良かったし。

今日が初日の初回に行ったのに、劇場は通常より狭い70席程度の箱です。

急にイスタンブールの海を渡ったアラブ側の、路面電車で坂を上っていったビルの中にあった小さな映画館で

シャーロックホームズ(なんたらダウニーJr)を観たのもこんな箱だったな、と思い出しました。

1/3程度の入りです。

これはすごく怪しいです。

アメリカの大学生、といっても一度証券会社で働いていて、巨額のボーナスを受け取る直前にリーマンショックで

会社が倒産して、やり直すために大学に入ったという若者が主人公です。

ギャンブル好きでは無いんですが、学費を稼ぐ為にオンラインポーカーの代理人やってます。

損をした学生が学校にチクッたため、校長からダメ出しがでたので立ち行かなくなって、有り金をはたいてオンラインポーカー

で勝負!・・・当然負けますわな?

カジノでやるのでもなく、顔の見えない画面だけで何を血迷ってるのでしょうか?

この辺でなんだか吐き気がしてきました(泣)

どうしてこんな映画を作ったのでしょう?

そしてこんな映画を観にきてしまったのでしょう?

どうしてこの映画館はこんな映画を買ってしまったのでしょう?

無一文になった彼は、オンラインポーカーの元締めがある中南米の国(ジャマイカだかコスタリカだか)へ飛びます

(どこにそんな金が?)

社長のベンアフレックに直談判です。

普通はつまみ出されて終わりですよね?

なぜか見込まれて、雇われた彼はみるみる頭角を現して店を任されるようにまでなります(どんだけ人材不足だったの?)

アメリカの国内で問題になっていて、FBIが乗り出してきます。

彼もある時拘束され、協力を要請されます。

ベンアフレックとFBIを両方手玉に取る、みたいなのも映画の売りでしたが、FBIに拘束された事を主人公はベンに話して

しまっているので、FBIも間抜けだし、全てがグダグダ(泣)

いや、これはヒドイね。

いつも思いますが、どうしてこんな映画を作ってしまったんでしょうか?

自分で、これはマズイと考える人居ないんでしょうか?

よほど危機管理能力が無いとしか思えません。

何度も吐き気に襲われながら、なんとか踏みとどまりましたが、最後まで突っ込みどころ満載(泣)

ベンを裏切ったベンの彼女と2人、プライベートジェットで飛び立ちますが、その後どうしようっての?

どこかに着陸した途端、ベンの手下にズドンかブスリで終了としか思えませんけど・・・


落選(泣)

2014-11-27 05:05:46 | 日記
クレージー剣バンド紅白出ないんですね?

スパークしなかったか、残念・・・

緊急告知です。

のぶさんの還暦祝いを来る3/14ホワイトデーに開催するそうです(なんと幹事は西南さん。お元気かしら?)

その日は、北陸新幹線金沢-長野間開通日で、JR乗車100%を維持するためには乗りにいくのが必須なんですが、何とか

調整してみます。

ビアンコさんも招待(有料)されましたけど、3月はお引越しとか言ってましたからねぇ・・・

小雨です。

渋谷まで出てきたのですからもう少し足を伸ばして、目黒で東急に乗り換えて武蔵小山へ。





ガラリ戸を開けると、カウンターの右半分が空いてます。

雨のお陰?でしょうか。

客の話だと、昨日は一杯だったそうですから(お前は毎日来てんのか?)

薄暗い店内でビール





次いでホッピー(お代わりは超濃い目)を啜りながらベルギーの歩き方をチェック。

このとんちゃん(煮込み)は歯応えがあって美味し!





もつ焼きはちょっと焦がし過ぎでは?





もっと近くにあったら通うのにな?

ま、渋谷まで来た時に寄る定番にしましょうか。

夕方に来れば注文もスムーズで(空いてるからか?)ストレスも感じずにすみました(笑)





この酢の物も良い味加減です。





ポテトサラダは大盛です





ホッピー2セットですっかり出来上がります(他所の店の1.5倍の濃さ)





両国から自転車で帰った筈ですが記憶なし・・・

ベルギーはあまり萌えポイントは無いですけど、小便小僧(&妹)とベルギービールで日帰りで充分かしらね?




94(グランドブダペストホテル)

2014-11-25 05:10:31 | 日記




なんだ?プリズンホテルみたいな設定ですか?(by浅田次郎)

アルプスの山の中のホテルのコンシェルジュが主人公です。

お客様の全てを把握していて、つーかモノにしていて(別に他意はなさそうですけど)ある資産家の老女の遺産分けの

恩恵に預かります(勿論寝てる)

絵が1枚なんですが、すごい価値なモノで、相続人である息子は納得できる筈も無く、そこにドイツ軍らしき軍隊も

攻め込んできて(時代設定は第二次世界大戦)ぐちゃぐちゃに。

新人のベルボーイはインド風の若者で、その語りという流れで話は進んでいきます。

こういうコメディーもいいですね?

しかし、この手の美術品は、攻め込んだほうが持っていってしまうのが世の習いですけど、そういう話ではありません

(イギリスでエジプト展とか、ボストンで浮世絵展とか、どうかと思いますが)

ホテルの建物はそのままあるけど、中の人間はジタバタしながらどんどん変わっていくと。

そんな話で良かったかしら?

ええッ?予報では曇りだった筈ですが、小雨です。

傘が面倒くさいので、帽子を被ってやり過ごします。

1日しか居れないんですが、様子が判らないのも面白く無いし、ビアンコさんに頼んでも反応が鈍いという事は、お持ちの

資料が古いのか、ジャンルが偏ってるのか、単に面倒臭いのか、別に興味が無いのか(泣)

なので、本屋に寄ってベルギーの歩き方(オランダ・ルクセンブルク併記)を購入。

そのまま青学方面へ坂を上って、久しぶりにシアターイメージフォーラムへ。

会員の期限がとっくに切れていたので、また新規で会費を払います。

別に継続との差は無いみたい?

ここも、地味な良い映画を良くやってるので、充分元は取れるはずです。

95 馬々と人間たち





いかにもこの映画館でしかやらないような、アイスランド映画です。

寒い島国です。

混じりけの無い純血のアイスランド産の馬がメインテーマです。

荒涼とした荒地(としか見えない)で馬を飼って?生きてます。

貧しいのと、海が近いというので、車もボロボロです。

まず、オープニングのエピソード。

中年の男がきっちり身支度を整えて(1人暮らし)颯爽と馬にまたがり走り出します。

点々とする家では、皆双眼鏡でその様子を眺めるのが日課のようです(暇なのね?)

馬の走り方も独特です。

脚を大げさに上げて、ポックリポックリいくのがスタイルのようで、馬術競技をみているようです。

ある家(老婆・母親・息子)を訪ねていって、食事をご馳走になってます。

旦那はいない(死んだ?)ようです。

母親の、男を視る目が中年の色気全開です。

さて、外で繋がれてる馬(メス)をみて、この家の馬(オス)が興奮してます。

恋の季節です(多分)

身体をドッカンドッカン柵にぶつけて、遂に壊してしまい雌馬に迫ります。

食事を終えた男は、また颯爽と馬にまたがり、走り出そうとしますが、頑として言う事を聞かず、動こうとしません

(待ってるのね?)そこへ殺到した牡馬は、男が振り払おうとするのも構わず、またがってる男の後ろからそのまま!

合体!ええーッ?こんなの良いの?

呆然とする男、母親、そして遠くから双眼鏡で見ている村人たち・・・

あ~気持ち良かった、と思いを遂げてメスから離れたオスの股間には、太くて長いものがブランブラン。

凄すぎる!

そして、恥辱にまみれた男はそのまま馬を駆って家へ帰り、ライフルを取り出して・・・馬を撃ち殺します。

けじめです(みんなが双眼鏡で見ている)

こういう細かいエピソードの積み重ねです。

合間にやけに葬式シーンが挿入されます。

結婚したとか、産まれたとかの話は全く無くて、老いていく滅んでいく美しさ?のみが表現されてます。

ウオッカを買いたかった男がいて、タッチの差で出港した船を追いかけるべく馬にまたがり海へ?

へえ、馬って泳げるんだ?

筋肉だらけのサラブレッドじゃ浮かないんでしょうが。

人間を背中に乗せて顔まで沈みながらも懸命に犬掻き?で泳ぐ馬。

なんとか船に辿り着きます。

船員たちもビックリというか呆れたというか。

生憎ウオッカは品切れでしたが、2㍑のペットボトルに透明の液体を入れたのを襷掛けにして貰ってます。

帰り、泳ぎながらも栓を開けて飲んでます。

1口でプハーッと顔をしかめるくらいキツイ酒ですけど、満足そうです。

なんとか陸地に戻りました。

ポックリポックリ家へ帰る道すがらも、男は顔をしかめながら飲んでます。

そして、家へ着く前にドサッと落ちたかと思うと、ウゲーッ!と吐いた挙句・・・絶命します(また葬式シーンあり)

何なんだ?

この生々しさは?

何も喋らない馬たちですけど、力強く生きている姿が良いですね。

変な動物モノとは一線を画して、清々しいです。

良い作品でした。