今日は夕方から、NTT労組東京総支部東エリアが主催した「男女平等」に関する学習会に参加させていただいて、参加者の皆さんと「いかにしてワークライフバランス社会を実現するか?」というテーマで意見交換をさせていただきました。
冒頭、私から、約40分間、「男女平等社会の実現に向けて」というテーマで導入編のお話を。以前、通建連合の勉強会でもお話したのですが、私の海外での実体験をベースに、「男女平等社会ってどんな社会なのか?」ということを具体的にイメージしてもらえるように説明し、その上で、男女平等社会を実現するためには、何と言ってもワークライフバランスを実現しなければいけないという私の持論を展開させていただきました。
ポイントは、(1)時間的自由、(2)経済的自由、(3)働き方の自由をセットで実現すること。どれかが欠けても、なかなか実質的な男女平等社会は実現できないというのが今日のメッセージでした。
私の講演後、参加者の皆さんは三つのグループに分かれてグループディスカッション。その結果、最後にまとめの発表と私への質問をいただいて、それに答える形で最後に意見交換をさせてもらいました。
いやいや、興味深いコメントや質問をたくさんいただきました。「有給とる時に”すみません”と謝るのを止める運動をしたらどうか?」「欧州の労働運動はどんな運動をしているのか?」「若い世代に強制的に社会的ボランティア活動をさせるというのはどうか?」「介護が必要な家族を持つ組合員にケアマネージャーを紹介するような制度があったらいいと思うがどうか?」「シンガポールの女性が高いレベルで社会進出をしているというが、出生率はどうなっているのか?」「日本では熟年離婚があるが、欧州はどうなのか?」などなど。一つ一つにお答えしながら、面白いやり取りが出来たのではないかと思います。
そして最後にこの質問が・・・「今日のような話をもっと多くの人にして欲しい!」
はいっ、ぜひ。いや、実は、男女平等について話をして欲しいというリクエストはあまりないのです。もっと多くの人にお話しして、今後の具体的取組について一緒に考えて欲しいのですけどね。ということで、このブログを見ていただいている支援組織の皆さん、ぜひ今度、勉強会を企画して下さいね!