▲委員会では石橋議員も参考人に質問
先日、初めて国会議事堂の中で行なわれている委員会を傍聴する機会を頂きました。厳しい持ち物チェック、何人もの警備員の誘導を経て委員会室の傍聴席に辿りつきました。すでに委員会は始まっていましたが、参考人の話や質疑応答はよく準備され、緊張感が漂っていました。
内容は日本のODA(政府開発援助)にあり方についてでした。日本は2000年まで支出額ベース(DAC statistics on OECD.STAT)で約10年間世界で1番でしたが、現在は5番目です。ひっ迫する財政の中で抽出する限られたODAをどう使うかということは、日本にとってこれからの新興国との関係を考える上でも重要です。この委員会での私が感じたポイントは
・ODAは当該国の利益と日本の国益どちらを優先すべきか
・相対的に減少するODAでどのように効果的に影響力を発揮するか
ということです。委員会の結論を言えば、両国の利益のバランスとってWin-Winの関係を築く。そして、他の支援国と協調するなど工夫して影響力を高めるということでした。率直な感想としては、それは当然で、民間やNGOではすでにその議論に対して結論は出ているように感じています。政治の性質上なかなか物事が決まらない、進まないですが今後さらに議論が進むことを望んでいます。