石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

明日予定されていた参議院厚生労働委員会が延期に・・・

2013-03-25 23:58:25 | 活動レポート

先週のブログで、明日(3月26日火曜日)、参議院の厚生労働委員会が予定されていて、私も質問に立つ予定であることをお伝えしていました。ところが・・・

延期になってしまいました!

前回ブログでもお伝えしたように、丸川珠代厚労大臣政務官の派遣会社全面広告問題については私たちとしても看過することが出来ず、政府・自民党に対して国民への真摯な説明を求めています。

繰り返しますが、この問題とは、2月25日の日経新聞に、丸川政務官がある派遣会社の全面広告に政務官の肩書きで登場し、(1)昨年(自民党も賛成して)成立した改正労働者派遣法が禁止をした日雇い派遣について、あたかも規制したのは間違いだったかのような発言をしたこと(=厚生労働省の方針とは異なる発言を政務官が広告でしている)、(2)この広告が派遣労働者を「猫の手(=役に立たないもの)」と揶揄している広告だったにも関わらず、その点について抗議をしていないこと、(3)この広告への出演に報酬をもらっていなかったと説明しているが、無報酬で全面広告に出たとすれば、それはそれで公職選挙法199条が禁止する寄付行為に当たる可能性がある、という問題です。

私たちは、前回の委員会で丸川政務官から納得いく説明がなされなかったため、厚生労働委員会委員長に対して、政府与党が(1)丸川政務官が当該派遣会社から過去に政治資金の提供を受けていないことの報告、(2)厚生労働省による本件の経緯と政務官発言の内容(特に派遣問題に関する研究会と日雇い派遣問題の論議)についての説明を委員会に行うこと求めていました。

しかし残念ながら、今日までに真摯な対応がなされなかったのです。全く不十分な説明しか行われていない、ということです。そのため、野党としては、丸川政務官も出席する委員会開催に応じることは出来ないとして、明日の委員会開催に同意しなかったわけですね。

ということで、結局、私の質問は延期されてしまいました。準備していただけに残念ではありますが、まあ問題が問題ですから、仕方ありません。与党側が真摯な対応をしてくれた場合には、木曜日に委員会を開催できるようになりますが、その時に私がやる予定だった一般質疑をやるかどうかは分かりません。決まったらまたお知らせしますね!


「国際連帯税創設を求める議員連盟」2013年度第2回勉強会開催!

2013-03-25 23:52:42 | 活動レポート

3月25日(月)の午後、院内で、「国際連帯税の創設を求める議員連盟(以下、連帯税議連)」の2013年度第2回勉強会を開催しました。

実は・・・

併せて今年第1回の総会を開催する予定で準備をしていたのですが、なんと、国会議員の参加は私と会長の川口順子参議院議員のみで、またしてもお流れに・・・。いや、ギリギリになって自民党が党内全議員対象の勉強会を同時刻に開催することを決定して、そちらに自民党メンバーがとられてしまったのと、暫定予算や予算関連(特に日切れ)法案審議の関係で忙しいタイミングにあたってしまったことで、民主党や他党のメンバーも参加できなくなってしまったのでした。残念。

それでも、国際連帯税フォーラムに参加するNGOの仲間たちがたくさん参加してくれたので、ありがたかったです。
 


さて、この日の勉強会、講師はクリスチャン・マセ駐日フランス大使!

マセ大使は、大使に就任される前、長年にわたって「革新的開発資金に関するリーディング・グループ」常設事務局の総責任者を務めてこられた方。この分野では第一人者です。そのご経験を踏まえて、大使には「国際連帯税はなぜ必要か?~日本の国会議員のみなさまに期待すること」と題して、国際連帯税の可能性や、現在欧州で協議が進められている金融取引税の内容についてご説明をいただきました。

特に、①経済のグローバル化から大きなメリットを受けていること、②広く薄く資金を集めつつ、通常の経済活動を妨げないこと、という観点から、開発のための革新的資金調達手段として「航空税連帯税」や「金融取引税」が選択されたという制度導入の経緯についての説明は、私たち連帯税議連の今後の取り組みに大変参考になるお話でした。

連帯税議連としては、4月から5月にかけて、議連事務局を中心に有識者、専門家も交えた政策検討チームを編成して、日本で国際連帯税を導入する場合の具体的政策オプションと制度設計の案を検討し、今通常国会中に連帯税議連としての提言案を取りまとめていく方向を確認しています。何とか、一歩でも二歩でも具体的な進展を実現していきたいですね。