今日の午後、多くの障害者や支援者の皆さんが国会前に参集し、「障害者差別禁止法案」の今国会での成立を求めて請願行動をされました。私も、民主党の仲間たちと一緒に参議院の議員面会所前でお出迎え。請願をお受けするとともに、会期中の成立に向けて決意を一つにしました。
障害者差別禁止法は、障害者の皆さんの悲願である「障害者権利条約の批准」に向けた国内法の整備において、最後の大きなステップになるものです。
2009年初めの時点で、当時の日本政府(旧自公政権)はすでに権利条約の批准準備を進めていたのですが、当事者である障害者の皆さんが「国内法を整備してから批准すべき」と強力に訴えたために方針を転換。その後に誕生した民主党政権の下で、障害者団体の皆さんの参加を得て「障害者制度改革推進本部&推進会議」を設置。議論を続けた結果、障害者基本法の改正(2011年8月)、障害者自立支援法の障害者総合支援法への抜本改定(2012年6月)へと結びつき、そしていよいよこの差別解消法で国内法整備の仕上げとなるわけです。
さてその障害者差別解消法案は、衆議院を満場一致で可決・通過し、参議院に送られてきています。通常国会の会期末が6月26日、あと3週間後に迫る中で、なんとしても今国会での可決・成立を図らなければなりません。今日も、請願行動に参加した多くの障害者の皆さんからその切実な訴えを聞かせていただいて、参加した参議院議員一同、与野党挙げてその思いを共有させていただきました!