石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

電子書籍議連の結成総会!

2013-06-13 23:51:12 | 活動レポート

今日、ずっと準備を進めてきた、超党派国会議員による「電子書籍と出版文化の振興に関する議員連盟(以下、電子書籍議連)」の結成総会を開催し、多くの国会議員や関係者の皆さんにご参加をいただきました!
 


(私が司会進行を務めました。右の写真は、河村建夫会長のご挨拶の様子です)

 

電子書籍議連の目的は、そのものズバリ、電子書籍の振興を図ること! もちろん、それはあくまで手段であって、本質的な目的は、21世紀のグローバル・デジタル・ネットワーク社会の中で、日本が世界に誇るべき豊かで多様な「出版・活字文化」を、これからもしっかりと護り、育て、新しい時代にふさわしい発展をさせて行くこと、なのです。

「いや、そんなこと言ったって、電子書籍なんてもうすでに、そこかしこに溢れてるじゃないか?」と思われたかも知れません。それは、半分だけ正しいんです。電子書籍がもう普及を始めていることは事実です。ただ、未だに溢れてはいないんです。コンテンツ、つまり、電子書籍の数が圧倒的に少ないんですね。書籍の「電子書籍化」が進んでいないんです。

その最大の原因は、「社会的・制度的基盤の整備」が進んでいないことです。ストレートに言うと、現行の著作権法では、出版権の設定が「図画」、つまり、印刷された出版物に限定されていて、電子書籍はその対象になっていないんですね。これが何を意味するかというと、著作者との契約に基づいて本を編集し、出版する「出版者(社)」には、法律上、何の権利もない・・・例えば、世に出した電子書籍が「海賊版」になって違法ダウンロードされても、出版者にはそれを取り締まる権利がないということなんです。

「何とか早急に、著作権法の改正をして、電子書籍の出版について何らかの権利設定・保護をしないと、電子書籍の流通促進は実現出来ない!」 それが私たちの危機感であり、その危機感が、今日の議連の立ち上げにつながったのです!
 


(左は、これまでの経緯と今後の目標について説明する中川正春会長代行。右は挨拶する相賀小学館社長です)
 

今日の結成総会には、国会議員が約20名が参加。しかも超党派の蒼々たる顔ぶれ。う~ん、凄い。そして、関係業界からも、相賀小学館社長や、佐藤新潮社社長など、大勢の方々が参加してくれました。今後、具体的な権利設定の選択肢と、そして国際的な状況について議論を進めながら、具体的には著作権法の一部改正について議員立法を視野に入れながら活動をしていきたいと思います。

ちなみに、私が議連の事務局長を拝命しましたので、今後、また走り回って頑張って行きたいと思います!