石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

本日の参議院厚労委で質問・・・2回!

2013-06-18 23:19:00 | 活動レポート

今日も参議院厚生労働委員会で質問に立ったのですが、今日は初めての体験をしてしまいました。それが、なんと、質問2回! ん?なにそれ?と思われると思いますが、要は、今日の委員会では二つの法案を順番に審議、採決したのですが、そのそれぞれで質問に立ったということです。

そもそも、二つの法案を一日で仕上げるというのも異例のこと。最初に質問に立った「厚生年金保健法改正案」については、先週から審議入りしていて今日が2日目の審議。通常なら、この法案だけを審議、採決して終わりになるのですが、ご承知の通り、今通常国会の会期末が来週6月26日(水)に迫っていて、厚労委員会も審議日程があとわずか。それでもまだ審議すべき法案は残っているので、今日は特別に、一本目の法案を採決した後、二つ目の法案である「子どもの貧困対策推進法案」を引き続き、審議して、採決まで行ったわけです。

そして、その異例の2階建て審議で、両方の法案の質問に立った、ということなんです。これまた異例・・・。
 

 
最初の法案、「厚生年金保健法改正案」 では、主に「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」の基本ポートフォリオの変更問題について質問しました。

皆さんは、皆さんの大切な年金積立金の運用は、このGPIFという独法に任されていることをご存じでしょうか。つまり、このGPIFの運用が失敗すると、皆さんの大切な年金原資が毀損してしまうのですね。で、つい最近、このGPIFが、年金運用の基本ポートフォリオ(資産構成割合)を変更して、これまで国内債券−国内株式−海外債券−海外株式を「67%−11%−8%−9%」の比率で運用していたものを、新たに「60%−12%−11%−12%」で運用すると発表したのです。つまり、最も安全な運用先である国内債券の比率を大幅に減らして、その分、国内株式と国外の投資を増やしたということ。

ご存じの通り、一般的に言って、株式投資は債券投資よりもハイリスクハイリターン。まして海外投資は、為替リスクも併せ持つので、一層、ハイリスクハイリターンだと考えられています。そもそも年金積立金は、国民の資産であり、大切な年金原資なので、リスクを取る必要はなく、安全・確実が第一で運用されるべきものなのです。

それを今回、リスク性の資産比率を増やしたわけです。しかも、このタイミングで・・・。安倍政権になって、異次元の金融緩和で円安株高を仕掛けてきたのはご存じの通り。その流れを後押しするために、株式比率を高めたのではないかという疑念が持たれているわけです。皆さんの貴重な年金原資がそんな目的で使われてはなりませんので、今日はそのことを中心に質問し、政府の姿勢を質しました。
 


また、二本目の「子どもの貧困対策推進法案」では、法案のキモになるいくつかの重要な課題について質問し、提出者である山井衆議院議員(衆議院厚生労働委員長の代理として答弁)から法案の趣旨と具体的な意図について見解を求めて、それを担当の内閣府、厚労省、文科省の担当から確認答弁をとりながら進めて行きました。

時間も限られていたのですが、ほぼ、予定していたポイントはカバーすることが出来、とりわけ、法律の施行期日を「年内」にして、一刻も早く、子どもの貧困対策のための各種施策が実施に移されるよう確保することが確認できました。大切なのは、本法律の成立によって、今、貧困によって将来への期待やチャンスが閉ざされている子どもたちが、他の子どもたちと同じように学び、遊び、成長する機会を得て、将来に向かって希望を持って進んでいけるようにすること。そのためにも、これからもみんなで努力していきたいと思います。

以上、今日の厚労委の模様でした!

ちなみに・・・明後日、木曜日にも質問に立ちます!!


【お知らせ】20日(木)11:40~厚生労働委員会で質問にたちます(事務所だより)

2013-06-18 19:02:53 | 雑記

石橋議員が次回の参議院厚生労働委員会で質問にたつことが決まりましたのでお知らせいたします。

日時:6月20日(木) 
   10:00~ 厚生労働委員会
   11:40~12:40 石橋議員の質問持ち時間60分

内容:1)生活保護法の一部を改正する法律案
    2)生活困窮者自立支援法案
    
委員会での質疑の模様は参議院インターネット審議中継で御覧になれます。↓

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

(※これまでの委員会質疑も、こちらで見ることができます。)

みなさま、応援よろしくお願いいたします。