通常国会最終日の今日、参議院本会議で、安倍首相への問責決議案が賛成多数により可決されました。
その直接的な理由は、昨日のブログでも報告していた通り、安倍首相をはじめとする閣僚が憲法に違反し、民主主義を、そして国民を踏みにじる行為を行ったためです。
繰り返しますが、憲法第63条によって、閣僚は、国会(各種委員会)への出席を義務づけられているのです。国民の代表たる立法府が、正式な手続きに則って開催した委員会に閣僚への出席を要請したにもかかわらず、それを無視したわけですから、これは明らかに憲法違反です。
加えて、平田参議院議長への不信任決議案の提出も、全く理不尽なものです。本会議の運営というのは、議院運営委員会で決定します。その委員長は、今、自民党の議員です。平田議長は、その自民党の議員が委員長を務める議院運営委員会の決定に従い、本会議の運営を行ったのですが、それに対して自民・公明から不信任決議案が提出されたのです。「なぜ議長は民主主義を守るために議院運営委員会の決定を無視しなかったのか」と。笑止千万です。
通常国会後半の政府与党の国会運営は、傲慢としか言いようがありませんでした。その上、憲法違反を正々堂々と・・・。その結果、何が起こったかというと、内閣自らが提出した法律案(電気事業法改正案、生活保護法改正案、生活困窮者自立支援法案など)を、廃案にして潰してしまったのです。本来、与党が責任を持つべき法案審議を、なぜか、私たち民主党が真摯に対応して審議をしてきたにもかかわらず、その与党が法案を潰すとは・・・。
これで通常国会は閉会となり、いよいよ7月の参議院選挙に向けた準備が本格化していきます。私たちは、あらためてこの自民党・公明党の暴走に対峙するために全力でがんばっていきます。