石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

12月27日(月)のつぶやき

2010-12-28 02:02:14 | 活動レポート
09:06 from yubitter
おはようございます。今日は午前中、東京で活動して、午後、松江に向かいます。今朝は少し大きめの荷物を持って電車に乗ったのですが、さすがにいつもより空いてて、邪魔物扱いされずに済みました(笑)。
by ishibashi2010 on Twitter

児童労働撲滅に向けた取り組みを!

2010-12-25 23:43:08 | 活動レポート
先日、テレビで偶然に、BS世界のドキュメンタリー<シリーズ 調査報道>『甘いチョコレート 苦い現実』という番組を見ました。イギリスBBCのリポーターが、カカオ豆の二大生産国である西アフリカのコートジボワールとガーナを訪れて、児童労働の実態を告発するという番組です。

ガーナの農園では、ブルキナファソから売られてきた12歳の少年を取材。ブルキナファソから多くの子どもたちが売られてきて、賃金を貰えずに危険な労働に従事している様子を報告しています。また、コートジボワールでは、児童労働が使われている農園で生産されたカカオ豆を調達し、それがいかにして流通ルートにのっていくかを検証していました。大手の業者では書類の提出を求められて断られるのですが、小規模な業者は出所を問わずにあっさり買い取るのです。そしてその豆が、世界最大手の商社に買い取られて流通ルートに乗っていく・・・。その実態を映像でまざまざと見せつけられると、さすがに衝撃的です。

また、番組は「フェアトレード商品」に対する疑念も示していました。フェアトレード商品といえども、児童労働と完全に無縁ではない、と。あらためて検索してみると、フェアトレード商品に対する賛否の意見はネット上で数多く見つけられます。興味のある人は一度調べて見て下さい。例えば、「フェアトレード情報室」さんのこの記事などが参考になります。

カカオ豆は、生産に児童労働が数多くかかわっていることが知られている商品の一つですが、他にも子どもたちの手によって生産されている可能性が高い商品はいくつもあります。こちらのサイトでは、「買う前に一考したい、児童労働や強制労働によって作られている可能性の高い13品」というタイトルで、カカオの他、カーペットやコーヒー、ダイヤモンド、米などを生産国名と共に列挙しています。

この記事の情報源は、今月発表された米国労働省(U.S. Department of Labor)の最新報告「児童労働や強制労働によって生産された商品の一覧(List of Goods Produced by Child Labor or Forced Labor)」です。英語ですが、ほとんどは国名と商品名のリストなので英語の苦手な方でも理解出来ると思います。写真も多く載せられているので、参考までにご一読を。

児童労働撲滅の取り組みが世界的に広がっているにもかかわらず、まだまだ多くの国で児童労働が蔓延し、商品が広く流通しています。この報告書の結論には:

 「Progress has been made, in many parts of the world, but much remains to be done」
 (世界の多くの場所で進展が見られるが、やるべきことはまだ多い)

と書かれています。が最後は:

 「(the economic downturn) offers the opportunity to implement the policy measures
   that work for people, for recovery and for sustainable development.」
 (経済の停滞期にある今こそ、国民のため、回復のため、そして持続的な成長のための
  政策を実施するチャンスなのだ!)

と結んでいます。

私たちも、引き続き児童労働に関する日本国内での認識を高める努力を続けながら、児童労働撲滅に向けた世界の取り組みに積極的に関わっていかなければなりません。

気になるブログ記事から~「空求人」って?

2010-12-23 22:48:30 | 活動レポート
今日、いつもフォローをしている「労務屋ブログ」さんのエントリーで、非常に気になる記事を見つけたのでちょっとご紹介。

その記事、元ネタはこちらの「空求人」というブログ記事。詳しくは読んでいただければと思いますが、要は、国が一体的に運営している無料の職業紹介所、ハローワークの求人に、そもそも実際に求人する意志のない企業からの求人情報がエントリーされていて、求職者がそれに応募しても時間と労力のムダに終わるだけ、という内容です。

折しも、11月30日に厚生労働省から発表された2010年10月の有効求人倍率は、前月より0.01ポイント高い0.56倍を記録して、6カ月連続の改善になっています。そもそも有効求人倍率というのは、ハローワークで仕事を探す人1人あたりに何件の求人があるかを示しているわけです。10月の数字では、特に景気の先行きを示す「新規求人倍率(季節調整値)」が0.93倍を記録して前月を0.02ポイント上回り、「確実に改善している」という説明がつけられています。

しかしここで注意が必要なのは、この有効求人倍率の数字はあくまで「求職者一人あたりの求人数」を示しているに過ぎないということです。つまり、実際にハローワークを通じて就職をした人の数、特にフルタイムの正社員として採用された人の数を出したものではない、ということですね。本来は、その数字もセットで出すべきだと思うのですが、何らかの理由でそれは明らかにされていません。

結局、有効求人倍率が改善を続けているにもかかわらず、それが失業率の改善へとつながっていかないということであれば、それは休職者と求人との間の『ミスマッチ』(スキルまたは条件の不一致)が広がっているということか、もしくは求人そのものに何らかの問題がある、つまり上記の『空求人』のような問題がある、ということになります。

厚生労働省も、雇用情勢の厳しい折、なんとか多くの求人を確保して、頑張って活動を続けている休職者の皆さんにより多くの選択肢を提供したいと努力を続けているのだろうと思います。しかし一方で、もしこのブログ記事が引用しているような「空求人=おつきあい求人」が少なからず存在するとすれば、それはこの無料の公共職業紹介システムという貴重な制度にとって不幸なことで、引いては、利用者である求職者の皆さんと求人企業の皆さん方にとって大変不幸なことです。

いろいろと批判もありますが、誰もが無料で利用できる公共の職業紹介システムは必要ですし、問題点があればそれを改善してより良い制度、より信頼されるシステムを作っていかなければなりません。この点、厚生労働省の担当課ともあらためて話しをしてみたいと思います。

今日の総務部門会議の模様

2010-12-22 23:40:45 | 活動レポート
今日は、この時期にしては暖かい一日でしたね~。朝からコート無しで動き回れるというのは、とってもありがたいことです。

さて、今朝はまず、神戸で活動を開始。支援組織で年末のご挨拶をしてから、新幹線で東京へ。東京でも引き続き、支援組織への挨拶まわり。組織によっては、全員が集まるのは今日が最後というところもあったので、なるべく多くの皆さんにご挨拶出来るようにと急ぎ足で走り回ってきました。

午後3時過ぎに議員会館に戻って、民主党の総務部門会議に参加。今日は、来年度予算にかかわる特別枠の評価結果や、税制改正に係わる総務省関連項目の検討状況についての報告とともに、ICTタスクフォースの「光の道」構想に関連して、12月14日に開催された『政策決定プラットフォーム』の結果についての説明が平岡副大臣からありました。

『政策決定プラットフォーム』の結果については、すでにさまざまなメディアで報道されていますので、ここでは特に触れません。総務省の『政策決定プラットフォーム』のウェッブサイトに資料が公開されていますし、録画ビデオもありますので、興味のある方はぜひ確認してみて下さい。

皆さんもご承知の通り、昨年、原口総務大臣(当時)の下で立ち上げられた「ICTタスクフォース」には、4つの部会が設置されて、それぞれ1年間かけて議論を進めてきました。ただ残念ながら、今年に入ってからのICTタスクフォースの議論は、いわゆる「光の道」構想という、国内の基盤整備と利活用の促進を進めるための規制のあり方論議にばかり光が当たってしまい、当初、私たちが一番期待していた「国際競争力」と「地球的課題」に関する論議がどこかに置き去りにされてしまった感がありました。

今日の総務部門会議でも、平岡副大臣から報告があったのは「光の道」構想に関する基本方針の部分のみで、国際競争力や地球的課題に関する部分には全く言及がありませんでした。そこで、質疑の時間に、その点について「本来、タスクフォースの目玉となるはずだった国際競争力や地球的課題に関する結論や今後の取り組みについて言及がなかったが、いずれも非常に大切な課題であって、総務部門会議としてもタスクフォースの結論を踏まえて今後、議論を進めていくべきだと思うが、どうか?」という趣旨で質問させていただきました。

平岡副大臣からは、「確かにそれらも重要な点であって、今後、総務部門会議にも情報提供して、議論を進めて貰えるようにしたい」という回答がありました。実際、12月14日の『政策決定プラットフォーム』の場では、全ての部会の最終報告と行程表が示されていますので、部門会議でも取り扱われるべきなのです。

今度、総務部門会議の下に『情報通信WT』が新たに設置されることになっていますが、そこではこの国際競争力や地球的課題というテーマについてもしっかりと議論していきたいと思っています。