石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

参議院で代表質問始まる!

2011-01-27 23:43:57 | 活動レポート
通常国会は、今日から参議院での代表質問に突入しました。初日の今日は、午前10時からの約2時間15分。質問者は自民党の中曽根弘文議員と、民主党の輿石東議員でした。

このブログをお読みいただいている皆さんの中にも、実際に中曽根議員の代表質問をご覧になった方もおられると思います。できればぜひ、ニュースなどでマスコミが部分的に切り取った映像を見るのではなく、最初から最後まで通しでフルに観ていただきたいと思います。そうすると、ニュース等で一部を観たのとはまた違った評価が出てくるはずです。

本会議場で真摯に耳を傾けた私の率直な感想は、「今の日本の政治が不幸なのは、健全な野党がいないことだろうな~」というものでした。自民党として、民主党政府の方針に対してどういうビジョンや政策を対案として示すのか、具体的な話しがほとんど聞けなかったからです。それがないと、論戦しようとしてもなかなか厳しいですね。皆さんの感想もぜひ、聞かせて下さい。

それにしても、相変わらずヤジが酷い・・・。

明日も引き続き、本会議での代表質問です。明日はいい質問を聞きたいですね。

ちなみに、朝8時から「ILO活動推進議員連盟」の今年最初の総会があります。うちが事務局なので、スタッフみんなで朝7時半に集合して、準備を始めないといけません。早いですが、しっかりがんばります!

フューチャースクールの現場を見てきました!

2011-01-26 23:25:47 | 活動レポート
今日は、待ちに待ったフューチャースクールの視察の日。朝からわくわくしながら、視察の現場、葛飾区の本田(ほんでん)小学校に向かいました。

ご存知の方も多いと思いますが、「ICTの利活用による協働学習の推進」をめざして、昨年からこの『フューチャースクール実証実験事業』が始まりました。日本を東日本と西日本に分け、それぞれで小学校5校ずつ、計10校の実証実験校を選定し、この10校でICTをフル活用した協働学習を実践して、その効果や課題を明らかにしようというトライアルプロジェクトです。今日は、その実験校の一つである本田小学校の公開授業が行われたので、そこに参加してきたわけです。





実際、「ICTをフルに活用した協働学習」の現場がどういうものかと言うと・・・

教室自体は、普通の学校の普通の教室です。しかし各教室には、大画面の電子黒板(IWB)とコントロール用ラップトップPC、フラットパネルモニター、書画カメラ、教員用ラップトップPC、生徒一人ひとりに生徒用タブレットPC(TPC)、タブレットPC充電ラックが配置されているので、もう一見して違いが分かります。もちろん、全てのPCは室内LAN環境でネットワーク化されていて、学校内およびクラウド上のサーバーにもつながっています。(追記:なお、フラットパネルモニターと書画カメラは、以前から教室にあったものだそうですが、うまく組み合わせて使われていました)

ここで、昨年9月に視察に訪れた日野市の平山小学校との違いがお分かりいただけると思います。平山小学校は、ICTを活用した協働学習では先進的な取り組みをされていますが、生徒一人一台のパソコン環境はまだありませんでした(パソコン室のみ)。フューチャースクール実験校では、1年生から6年生まで一人一台の環境を作って、より充実したICT利活用を図ろうとしているわけですね。

今日、見学したのは、4年生の総合学習の時間(ゴミ問題について考える)、1年生の算数の時間(モノの数の数え方の勉強)、そして6年生の国語の時間(文集に使う詩をグループで作成)でした。それぞれに、先生方の創意工夫による授業計画に従って、電子黒板やタブレットPCなどを使いながら授業が進められていきました。もちろん、生徒は四六時中、タブレットPCの画面に向かっているわけではありません。むしろ、先生の話を聞きながら電子黒板や通常の黒板(も当然に使われる)を見たり、課題について自分で考えたり、グループのメンバーと話しをしたりする時間の方が長いかも知れません。

ICTは、あくまで子どもたちの視覚を通じて理解力を向上させたり、好奇心に刺激を与えて集中力を高めたり、想像力をかき立てながら自分で考えることを応援したり、クラスメートとの協働作業の支援をしたりするものなのです。今日の視察でも、生徒たちがいかに授業に参加し、考え、意見を述べ、そして協働学習を楽しんでいるかを見ることができました。

ただ同時に、課題もあると感じました。教える側の先生方のスキルをいかに向上させるか(ハードやソフトの利用だけでなく、授業の構成や教え方も)、生徒たちの学び方をいかに向上させるか(例えば、ICTを介したグループ協働学習の効果的なやり方)、ハードやソフトの不具合などをいかに克服するか、などなど。3年間のプロジェクトが始まったばかり(まだ3ヶ月)なので、これからまだ試行錯誤をしていくのだと思いますが、これらの点は平山小学校など、すでにICTを利活用した授業を実践している他の学校や、シンガポールなど海外の先進的取り組みの模様から積極的に学ぶことによって、かなりの部分、解決可能なのではないかと思います。そのノウハウの蓄積も含めて、行政側がしっかり支援しないといけないですね。

これらの点は、見学後に質疑の時間があったのでお聞きしたかったのですが、参加者が大勢おられたのであまり突っ込んだやりとりは出来ませんでした。ただ、今日も質問リストを作ったらそれこそ何ページにもなりそうなぐらい、いろいろと好奇心と探求心を刺激されたので(これもICT教育の効果か?)、これらの質問についてはまた別途、担当者の皆さんに尋ねてみたいと思っています。

以上、今日のフューチャースクール視察の報告でした。今後の展開に期待しつつ、できれば早い内に他の実証実験校、特に地方校や西日本の方も視察に行ってみたいと思っています。


【参考】
 ・「『フューチャースクール推進事業』の実証研究に係る請負先と実証校の決定」(総務省)
 ・「ICTを利活用した協働教育推進のための研究会」(総務省)
 ・「フューチャースクールで公開授業実施、見えてきた使い方と課題」(ITpro)

(追記)
 ・西日本の5校でも、公開授業が行われるとのことです。詳しくはこちらを。私も、1校でも行けるといいのですが。

児童養護施設の子どもはケータイ契約できない?

2011-01-25 23:51:47 | 活動レポート
これは・・・何とかしたい:

 ・『児童養護施設の子、ケータイ契約できず「親の同意いる」』(朝日新聞 2011年1月24日)

「施設によると、子どもの在籍証明書や施設長の身分証明書などを提出して、施設長が親権を代行する形で契約に応じるところもある」ということですから、不可能ではないはず。NTTドコモさん、au by KDDIさん、何とか出来ないでしょうか?

(追記)
 早速、KDDI労働組合さんからご丁寧な連絡をいただきました。ありがとうございました!その際、民法上の問題点についてもご説明いただきました。その点は、私の方でも調べてみたいと思います。