何を今更かも知れないけど、「重力シンパシー」公演が神公演だった。「ミリオンがいっぱい」に全16曲が収録されたということで、これが事実上の初見だったんだけど、こんな凄いものだったとは。噂にもなっていないようだったし、あまりに想定外だったんで、一度見て唖然だったし、再見して、さらにいろいろな発見があり、驚きがあった。繰り返し見たら、もっといろんなことに気づけるかも知れない。
オーナー様の要請なんだから、良曲が優先的に回されたとか、幻の「初代」チームN公演の流用だったとか、いろいろ噂があったと思うけど、そしてそんな話を無批判に受け入れがちになってたけど、そこは素直に反省したい。「重力シンパシー」公演は、そんなケチなもんなんかではなかったし、いちおう私的意見と断っとくけど、遥かに志の高いものだった。秋元康氏を思いっきり買い被るなら、分かる人に伝われば良い、そんな秋元氏の思いが込められているかのよう。
まず何と言っても、チームサプライズのメンバーが凄い。当たり前のことを言ってるように思われるかも知れないけど、これが前田AKBの究極型。アイドルが、とりわけ女性アイドルが瞬間風速の刹那的な性質を帯びる以上、そのピークがいつだったのか、気がつけるのは過ぎ去った後だったりする。それが正にここだった。
前田さんについては、今後間違いなく伝説になると思うけど、そんな前田さんをエースに据えたグループアイドルに集った精鋭達。それぞれの物語を負って、ジグソーパズルのピースのように噛み合った瞬間。個別メンバーの話は避けたいところだけど、とりわけ島崎さんが「間に合った」感を強く感じたかな。前田さんが去る前に、島崎さんがここに辿り着いてくれた。
そんな前田AKBが到達した究極型を、記憶に留めたい、記録に残したい。ここでも私的な感想と断っとくけど、この「重力シンパシー」公演には、そんな思いが満ちてるように思う。だからこそ、楽曲のできが素晴らしいのはもちろんだけど、MVの一つ一つに心がこもってる感じ。この辺りは、私の勝手な思い込みなんだろうけど、絵作りの端々に、隠れようもない「感情」が垣間見える。愛おしいもの、失われてしまうものへの、賞賛と哀切とでも表現すれば良いのかな。
個別の楽曲については、また取り上げるかも知れないけど、秋元氏が、上記のような「感傷」に溺れるはずもないわけで、実際、本編の最後に相当する「旅立ちのとき」→「AKBフェスティバル」の流れが、この公演のテーマをよく表してるように思う。それと何と言っても「デッサン」。デッサンについての比喩は、秋元氏がこれまで何度も繰り返し述べてる。正に「1ミリ先の未来」にして、この時点で、「継ぐのは誰か」がさっしーであることを嗅ぎ取っていたとすれば、流石というしかない。
オーナー様の要請なんだから、良曲が優先的に回されたとか、幻の「初代」チームN公演の流用だったとか、いろいろ噂があったと思うけど、そしてそんな話を無批判に受け入れがちになってたけど、そこは素直に反省したい。「重力シンパシー」公演は、そんなケチなもんなんかではなかったし、いちおう私的意見と断っとくけど、遥かに志の高いものだった。秋元康氏を思いっきり買い被るなら、分かる人に伝われば良い、そんな秋元氏の思いが込められているかのよう。
まず何と言っても、チームサプライズのメンバーが凄い。当たり前のことを言ってるように思われるかも知れないけど、これが前田AKBの究極型。アイドルが、とりわけ女性アイドルが瞬間風速の刹那的な性質を帯びる以上、そのピークがいつだったのか、気がつけるのは過ぎ去った後だったりする。それが正にここだった。
前田さんについては、今後間違いなく伝説になると思うけど、そんな前田さんをエースに据えたグループアイドルに集った精鋭達。それぞれの物語を負って、ジグソーパズルのピースのように噛み合った瞬間。個別メンバーの話は避けたいところだけど、とりわけ島崎さんが「間に合った」感を強く感じたかな。前田さんが去る前に、島崎さんがここに辿り着いてくれた。
そんな前田AKBが到達した究極型を、記憶に留めたい、記録に残したい。ここでも私的な感想と断っとくけど、この「重力シンパシー」公演には、そんな思いが満ちてるように思う。だからこそ、楽曲のできが素晴らしいのはもちろんだけど、MVの一つ一つに心がこもってる感じ。この辺りは、私の勝手な思い込みなんだろうけど、絵作りの端々に、隠れようもない「感情」が垣間見える。愛おしいもの、失われてしまうものへの、賞賛と哀切とでも表現すれば良いのかな。
個別の楽曲については、また取り上げるかも知れないけど、秋元氏が、上記のような「感傷」に溺れるはずもないわけで、実際、本編の最後に相当する「旅立ちのとき」→「AKBフェスティバル」の流れが、この公演のテーマをよく表してるように思う。それと何と言っても「デッサン」。デッサンについての比喩は、秋元氏がこれまで何度も繰り返し述べてる。正に「1ミリ先の未来」にして、この時点で、「継ぐのは誰か」がさっしーであることを嗅ぎ取っていたとすれば、流石というしかない。