AKB48の旅

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白黒つけようじゃないか!AKBグループ総出演公演(昼の部)

2013年09月28日 | AKB
最初の殺陣の時点では??だったけど、AKB高橋大島、SKE松井JR、NMB山本渡辺、HKT指原田島の、それぞれのRIVERのコールからは、なんか一気にワクワク感が来た。ああ、この正々堂々、切磋琢磨って、武士道のフィクションだよねとか、あらためて気づかされる感じ。なにしろ舞台は武道館だし。しかもそれを女性が演じてるのがなんとも。AKBには「美しい」日本の幻想が色濃く漂ってるんだなあと、あらためて感じた次第。

AKBの「パレオはエメラルド」の重厚感。メンバー全員に名があること、存在感があることで、オリジナルとの対比が際立つ感じ。HKTの「1!2!3!4!ヨロシク!」は、ダンスのダメっぷりがカワイイかな。NMBの「お願いヴァレンティヌ」のダンスがキレッキレな上に、シンクロ無双でワロタ。これだとかえってパロディみたいに見えてしまうという。SKEの「絶滅黒髪少女」は、松井JRさんがカッコいい、というか、身長の違いが効いてる感じ。AKBの「HA!」は、やはり年の功かな。若手も加わってるけど。こうやってスワップしてみると、それぞれの「文化」がよく分かる。

U15選抜の「言い訳Maybe」は、もうこういうのが見たかったとんだと絶賛したい。前田AKBの再来と言うと失礼にあたるし、見当違いだけど、キラキラ感があって、身のこなしも張りがあってきびきびしてて、何もかも懐かしい的な錯覚に陥ってしまう。ぜんぜん似てないのに、田島さんに前田さんの姿が二重写しになる。U19の「永遠プレッシャー」も、このメンバーだと、島崎さんにセンターの風格が滲み出るかな。

総評というか、この「白黒つけようじゃないか!AKBグループ総出演公演(昼の部)」を見て、これまでにも増して感じたのは、AKBGの組織感、そしてなにより秩序感。演出とか指示とかそんなのを超えた、これは以前も書いたと思うけど「絆」感。武道館という箱がちょうど良い、あるいはこれが限界のサイズという方が合ってるのかも知れないけど、1万人が渾然一体となってる快感。

しかも、その組織は流動し転がり続けてる。であるにも関わらず、動的秩序が維持され続けてる。この瞬間にも、AKBGが成長し続けてるのが分かる。