コメント欄にて「もしドラ」の元になったはてなダイアリーのurlをお教えいただき、読んでみた。「しかわり」さん、どうもありがとうございます。ちなみに「絶対に遅刻しない女の子がいる」の方は、ずっと以前、どっかで既読でした。
http://web.archive.org/web/20110901174701/http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20080711
これを読むと、ほぼ映画「もしドラ」のマネジメント関連部分が網羅されてる。これに物語の肉付けをして小説に仕上げると、「もしドラ」になるなというのが分かる。昨日の今日で悪口に聞こえるのを恐れるけど、岩崎夏海氏、あんまり小説家には向いてないかも。
こうして「もしドラ」の原型にして、時間軸逆転の実質要約に触れると、主人公であるところの「みなみちゃん」が、必ずしも高橋さんを想定したものではないということが分かる。ドラッカーの「マネジメント」を参照するという形で、「みなみちゃん」の視点は、ずっと野球部の外部に位置してる。この視点は、恐らくは岩崎氏自身のものなんだろう。
そんな岩崎氏の視点から、野球部≒初期AKBと高橋さんについて、ドラッカーに照らし合わせながら、一つ一つ解析してみる、この記事はそんな作業の報告に見える。タイムスタンプは2008年7月11日となっており、折井あゆみさんが卒業したのが2007年1月25日ということなので、正に当時のリアルタイムで、目前で起こっていたであろう「奇跡」に驚嘆するとともに、その理解できない状況を何とか読み解きたい、そんな岩崎氏の、これはトライアルという見方で、やはり合ってるんじゃないか。
岩崎氏視点を「みなみちゃん」名に仮託したのは、たぶん間違いなく高橋さんへのリスペクトだろうと思う。けれども、それが小説となってミリオンセラーとなり、映画まで作られたとなると、AKBのハイコンテクストを共有しない、それ相応な後付けの設定を求められることになったんじゃないか。あるいは、この「みなみ」が、タッチの「浅倉南」に由来するという解釈を回避したかったんじゃないか。そこで、「浅倉南」ではないのはもちろんのこと、「高橋みなみ」でもない、常に高橋さんの傍らにいたと言う意味では、岩崎さんの視点に近いと見なせる「峯岸みなみ」に落ち着いた、そんなあたりじゃないかと推定してみる。
ソースが不明だけど、ネット上には岩崎氏が語ったとされる以下の文章が見つかる。
以下引用
峯岸みなみは感性豊かでセンスもあるのに、なかなか前に出て来られない性格で、物事を悪い方に考えがちな女の子。自分もそういう子供だったので彼女に共感できたし、彼女がこんな人になりたいと思えるヒロインにしたかった。
以上引用
これが事実として、この取って付け感と作文感。私の「推定」だけど、そんなに無理筋ではないようにも思う。
http://web.archive.org/web/20110901174701/http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20080711
これを読むと、ほぼ映画「もしドラ」のマネジメント関連部分が網羅されてる。これに物語の肉付けをして小説に仕上げると、「もしドラ」になるなというのが分かる。昨日の今日で悪口に聞こえるのを恐れるけど、岩崎夏海氏、あんまり小説家には向いてないかも。
こうして「もしドラ」の原型にして、時間軸逆転の実質要約に触れると、主人公であるところの「みなみちゃん」が、必ずしも高橋さんを想定したものではないということが分かる。ドラッカーの「マネジメント」を参照するという形で、「みなみちゃん」の視点は、ずっと野球部の外部に位置してる。この視点は、恐らくは岩崎氏自身のものなんだろう。
そんな岩崎氏の視点から、野球部≒初期AKBと高橋さんについて、ドラッカーに照らし合わせながら、一つ一つ解析してみる、この記事はそんな作業の報告に見える。タイムスタンプは2008年7月11日となっており、折井あゆみさんが卒業したのが2007年1月25日ということなので、正に当時のリアルタイムで、目前で起こっていたであろう「奇跡」に驚嘆するとともに、その理解できない状況を何とか読み解きたい、そんな岩崎氏の、これはトライアルという見方で、やはり合ってるんじゃないか。
岩崎氏視点を「みなみちゃん」名に仮託したのは、たぶん間違いなく高橋さんへのリスペクトだろうと思う。けれども、それが小説となってミリオンセラーとなり、映画まで作られたとなると、AKBのハイコンテクストを共有しない、それ相応な後付けの設定を求められることになったんじゃないか。あるいは、この「みなみ」が、タッチの「浅倉南」に由来するという解釈を回避したかったんじゃないか。そこで、「浅倉南」ではないのはもちろんのこと、「高橋みなみ」でもない、常に高橋さんの傍らにいたと言う意味では、岩崎さんの視点に近いと見なせる「峯岸みなみ」に落ち着いた、そんなあたりじゃないかと推定してみる。
ソースが不明だけど、ネット上には岩崎氏が語ったとされる以下の文章が見つかる。
以下引用
峯岸みなみは感性豊かでセンスもあるのに、なかなか前に出て来られない性格で、物事を悪い方に考えがちな女の子。自分もそういう子供だったので彼女に共感できたし、彼女がこんな人になりたいと思えるヒロインにしたかった。
以上引用
これが事実として、この取って付け感と作文感。私の「推定」だけど、そんなに無理筋ではないようにも思う。