例によって、何を今さらなんだけど、AKB48 DVD MAGAZINE "VOL.1 AKB48 13thシングル選抜総選挙「神様に誓ってガチです」"視聴。見終わっての感想だけど、一言で言って「感動」した。
開催が2009年7月8日とのことで、4年半以上も前。今はAKBを離れた多くの顔ぶれが、何と言うかかえって新鮮に映ったりしてしまう。会場も「赤坂BLITZ」とのことで、wikiによれば「収容人数は、オールスタンディングで1,298人(1階1,147人・2階151人)オールシーティングで604人(1階484人、2階120人)。」とのこと。今となってはあり得ない、驚くしかない小規模ぶり。
司会も戸賀崎氏と茅野氏が受け持ち、レポーターも西山氏と自前。その場に集うヲタさん達のほとんども常連客にして顔見知りばかりのよう、というか、それが当時のヲタさんだったんだろう。完全に身内だけのイベントになってるのが分かる。もちろんマスコミとかの影もない。
なので会場の空気が暖かい。後に「残酷ショー」とか揶揄する向きが現れる、そんな気配は欠片もない。ホントに地元の球児を応援するという枠組みに近い、正に高校野球の世界観であるかのようであり、友情、努力、勝利の「少年ジャンプ」の世界観でもあるかのよう。
内容的には、何を今さらであっても、やはり個々のメンバーの順位が印象的だった。過去であってもそれなりに、あのメンバーがこの順位的な楽しみ方ができてしまえるし、逆に、第1回時点にして、既にAKBの屋台骨が組み上がってることが納得される。この時点にして、萌芽も含めて内部構造が完成されているのが分かる。
2位の発表のところで、伝説の「前田コール」は思いの外はっきり聞こえたし、知識としては知ってても、その意味するところがにわかには理解できない感じになる。アットホームは雰囲気だったからこその、その落差に打ちのめされる、そんな追体験もさせてもらった。そして、そんな「前田コール」を踏まえてなんだろうけど、前田さんの1位スピーチの凄みに圧倒された。
当時の前田さんは17才であってるのかな。はっきり言って「小娘」でしかあり得ない。なのに、魂の奥底から絞り出すような、その全人間存在を賭けているとしか思えない、あのような状況で「AKB48に自分の人生を捧げる」という言葉を放つ、その凄まじさ。17才という若さにして、前田さんは既にして常人の域を超えていたことが分かる。正に栴檀は二葉より香し。
ただしこの感想は、現在という時間から遡るからこそ持てるものであることも、正直に断っておきたい。この選抜総選挙という仕組みが、正にインフレーションとなって巨大化し、第5回にいたって日産スタジアムの7万人の前で、264万票あまりを争うまでになったという事実。前田さんを切り歯とした神7があらゆる障害物を突き抜け、「岩盤」を突き破ったうえで、前田さんが切り離されて「卒業」して行った事実。そして神7が散って行くという現在。
開催が2009年7月8日とのことで、4年半以上も前。今はAKBを離れた多くの顔ぶれが、何と言うかかえって新鮮に映ったりしてしまう。会場も「赤坂BLITZ」とのことで、wikiによれば「収容人数は、オールスタンディングで1,298人(1階1,147人・2階151人)オールシーティングで604人(1階484人、2階120人)。」とのこと。今となってはあり得ない、驚くしかない小規模ぶり。
司会も戸賀崎氏と茅野氏が受け持ち、レポーターも西山氏と自前。その場に集うヲタさん達のほとんども常連客にして顔見知りばかりのよう、というか、それが当時のヲタさんだったんだろう。完全に身内だけのイベントになってるのが分かる。もちろんマスコミとかの影もない。
なので会場の空気が暖かい。後に「残酷ショー」とか揶揄する向きが現れる、そんな気配は欠片もない。ホントに地元の球児を応援するという枠組みに近い、正に高校野球の世界観であるかのようであり、友情、努力、勝利の「少年ジャンプ」の世界観でもあるかのよう。
内容的には、何を今さらであっても、やはり個々のメンバーの順位が印象的だった。過去であってもそれなりに、あのメンバーがこの順位的な楽しみ方ができてしまえるし、逆に、第1回時点にして、既にAKBの屋台骨が組み上がってることが納得される。この時点にして、萌芽も含めて内部構造が完成されているのが分かる。
2位の発表のところで、伝説の「前田コール」は思いの外はっきり聞こえたし、知識としては知ってても、その意味するところがにわかには理解できない感じになる。アットホームは雰囲気だったからこその、その落差に打ちのめされる、そんな追体験もさせてもらった。そして、そんな「前田コール」を踏まえてなんだろうけど、前田さんの1位スピーチの凄みに圧倒された。
当時の前田さんは17才であってるのかな。はっきり言って「小娘」でしかあり得ない。なのに、魂の奥底から絞り出すような、その全人間存在を賭けているとしか思えない、あのような状況で「AKB48に自分の人生を捧げる」という言葉を放つ、その凄まじさ。17才という若さにして、前田さんは既にして常人の域を超えていたことが分かる。正に栴檀は二葉より香し。
ただしこの感想は、現在という時間から遡るからこそ持てるものであることも、正直に断っておきたい。この選抜総選挙という仕組みが、正にインフレーションとなって巨大化し、第5回にいたって日産スタジアムの7万人の前で、264万票あまりを争うまでになったという事実。前田さんを切り歯とした神7があらゆる障害物を突き抜け、「岩盤」を突き破ったうえで、前田さんが切り離されて「卒業」して行った事実。そして神7が散って行くという現在。