AKB48の旅

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SKE48リクアワ2013ブルーレイ

2014年02月08日 | AKB
何から書けば良いのやら。まずは褒めるべき部分からか。曲のクオリティは高いし、ダンスの技量は申し分ない。会場を埋め尽くすヲタさんの熱量も素晴らしい。けれども、なのにどうしても感じてしまう、何か違う感。微妙な違和感。この感覚は何なんだろう。無意識のうちにAKBリクアワと比較してしまってるんだろうけど、誤解を恐れずに言ってしまえば、ローカル感あたりになるんだろう。もっとdisった表現だと2軍感とまで言い切っても良いんだろうか。

斉藤真紀子さん、出口陽さん、中西優香さんは確かに頑張ってると思う。思うけど、何かが決定的に違う。そこには目に見えない閾値みたいなのがあって、そこを越えるか越えないかに決定的な差、越えられない壁がある。比較は避けたいところなんだけど、それでも弥が上にも、高橋さん、指原さん、峯岸さん、そして大島さんの存在の大きさ、その器の大きさを、技量の高さを、確かめ続けることになってしまう。

強引に意識をSKE内部に引き戻して、その裾野から見上げるという視線からは、松井JRさんと、意外にもなのか当然なのか松村香織さん、そして大場さんの4人が、少なくとも私からは、傑出した存在として映ってしまう。松村さんのトークは、ほとんど台本の棒読みに近いと思われる上にスベってるのに、それでも何かが決定的に違ってる。場数を踏んでるからなのか、度胸が据わってるからなのか、大場さんの存在感も特筆レベル。

この辺の感触は、以前も何度か書いたように思うけど、東京と地方の越えられない壁という説明だけで良いんだろうか。それとも、テレビとの相互フィードバックみたいな仕組みが関係してるのか。むしろいっそのこと、隠れた仕組みとしての何か戒壇のようなものがあって、それを受戒するかどうかでステージが変わるとかナントカ、何かそういうスピリチュアル系的な用語でもって説明してしまいたい誘惑に駆られる。しかもまずいことに、それが妙にしっくり来たりしてしまうから困る。

うーん、なんか落ち着きの悪い記事になってしまうなあ。やっぱり最後は褒めるべきを褒めると言うことで。以前も絶賛した記憶があるけど「わがままな流れ星」が素晴らしい。木本さん、柴田さんが見事に嵌まってる。これを見ると、柴田さんの総選挙順位が納得できてしまえる。そして「あなたとクリスマスイブ」。もっと好みのバージョンもあるにはあるけど、佐藤実絵子さんと出口陽さんが、よく歌い込んでる、自身の曲にしてることは伝わって来たし、この曲を1位にするヲタさん達の暖かさが、何と言うか心地良かった。