肉桂(ニッケ)の思い出

2009-03-22 20:03:26 | Weblog
お彼岸のお墓参りに行きました。
弟が肉桂の根を掘ってきてくれました。
昔の子供は(50代~)ニッケの根をかじった思い出のある人が多いと思います。
私のニッケの思い出…父の姉の嫁ぎ先に(子供の足で歩いて行ける距離の、隣町)
大きな、それはそれは大木の肉桂の木がありました。
伯母はまめな人で、姪や甥が遊びに行けば、必ずニッケの根を掘ってくれたのです。
私には父の兄弟の中で一番温かい人だった気がしてます。
そして、月日が経ち、伯母たちが亡くなり、代が変り、いつの間にか肉桂の木は切られ、
…後を守ってる人たちは、伯母以上に、息子も、嫁さんも、孫もその嫁さんも、みんなほっかほっかの人達です。
弟は居こごちの良い、この従兄宅へしょっちゅう出入りしています。
思い出の肉桂の木の、子孫が何本もあるのだそうです。
その中の1本を掘ってきてくれたのです。
一気にニッケの思い出に!
これだけの長い根を、部屋の中へ飾って(置いて)いい匂いを嗅げるようにと掘ってくれた弟に、ありがとう!
芹も忙しい中採ってくれてありがとう!
温かい気持ちの人の集まる処は、心穏やかになれて、周りの人も親切になれそう、ありがとう!

陽だまりの斜面に咲いてる、スミレのように、優しさの集まり、
お彼岸のニッケから亡き人を思い出し…

コメント (2)
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