昨日の昼過ぎ ボーッとお茶を飲みながら 窓の外を見ていたら ツバメが窓を横切った!
『あっ!ツバメ!』今年 初めてツバメを見た。
もう桜も咲き 暖かくなったかと思うと 今日のように またブルブルと寒く ストーブをつけると言う 変な天候の最中である。
毎年 お父さんの車庫の中に ツバメが巣を作って 夏には5~6羽のヒナが巣立って行く。
春になり ツバメが来ると お父さんは ツバメが24時間出入り出来るようにと シャッターを開け放し、 糞が落ちると言っては 下に新聞紙を敷き、 ある時は 車の上に猫がいるのを見つけては これは大変、ツバメを狙っている・・・・と その日から 車は路駐。近所から 迷惑がられても ツバメのため、と堪えていた。
そして7月になり 車庫の中を ヒナは飛びはねるようになり さらに一週間もすると
家の周りの電線に飛んで来ては止まり 飛んでは止まりと 遊び回っている。
父にとって この頃が 一番うれしいらしく 『やったぁ!』とばかり みんなに『ツバメを見て来い!今、 家の前の電線にいるぞぉ。そっと行け』と大声で言う。
お父さんは デジカメを持って 写真を撮りまくり。
そんな事して楽しんでいても 2~3日後には いつの間にか 巣は空っぽになっている。お父さんは 又 車庫の中を掃除して 車をいつも通りに入れシャッターを下まで閉める。
それが 今年はツバメが来ない。 もう来ないだろう・・・とは想像はしていた。
去年の夏、車庫の屋根のトタンを張り替えた時 まだツバメは巣立ちはしていなかったのだ。日中 家族が仕事に行き 留守している間 業者が張り替えて行ってくれた。
きっと『ドンドン、ドンドン』とされてビックリして逃げて行ったんだろう。
かわいそうな事をしてしまった。
残念な事をしてしまった。
お父さんは ツバメが巣立つと 毎年のように言う言葉がある。
『動物は しっかりと巣立って 一人でエサの摂り方、身の守り方、生き方を覚える。
人間は パラサイトとかニートとか 自立出来ない大人がいる』と。
私は心の中で『人間は 老人介護ってあるじゃないの、 動物で 子が親を介護しているの見た事ないよ!』と。