玄関先に1メートルほどのミカンの木に 大きな実が沢山生っている鉢植えがあります。
母が
「こんなにも葉を喰う虫が どこにいるんだろうね。」と葉の裏表を見ておりました。
私は
「どれ、見てあげるよ」と言って よーく見てみたら いました。いました。
アゲハ蝶がサナギになっているのを3個と 大きな青虫君1匹を見つけました。
葉っぱと同じ緑色して ミカンの木の枝のように斜めにぶら下がっているのです。
私は観察用にと トレーと割りばしを持って来て 葉ごと青虫君を捕りました。
サナギも無理に木から外してトレーに乗せました。
母は青虫君のために 葉をたくさん切って食べやすいように敷いてくれました。
翌日 私は起きるとすぐ見に行きましたら
「いない!」 「お母さん、青虫君いないよ!」
母と二人で玄関中を探しました。
トレーにはサナギが3個とあちこちに黒いフンがあるだけです。
今頃青虫君は 絵本の青虫君と同じように
「はらぺこあおむし」になっていることでしょう。
さて、このサナギをどうやって羽化させればいいのだろう?
私はあるサイトに質問しました。
一時間もしないうちに返事が来ました。
「取る時に蛹を傷つけていなければ、ちゃんと羽化します。少しでも傷つけていたら、羽化は難しいとお考え下さい。
ただ、今の季節であれば、アゲハチョウの蛹は多分越冬用の蛹でしょう。ですから、冬を越さないと羽化しないと思います。できるだけ戸外の日のあたらない場所に置いて、来春まで待ちましょう。部屋の中で中途半端に暖めても、羽化しなかったり、変な時期に羽化して困ることになります。できるだけ自然の気温に近いほうがよろしい。それに、越冬用蛹は、一定期間寒さにさらされなければ、羽化しない仕組みになっていますから。
取ってきた蛹を、そのへんに転がしておくのは心配ですから、下記の方法で台座に固定しましょう。
(1)しっかりしたダンボール紙か、割り箸を用意しましょう。ダンボールの場合は、表面のつるつるした部分を剥がして、ざらっとした面を出しましょう。これは、蝶が羽化したときにつかまりやすい状態を考えてのことです。
(2)蛹の尾端に、木工用ボンドを少量つけて、(1)に貼ってください。
あとは、飼育容器の中に、これを立てておけばいいでしょう。来春、きれいなアゲハチョウが見られるといいですね!」 と。
ご親切な方、有難うございました。
頑張ります。
きれいなアゲハ蝶にしてみせますね。