第158回芥川賞受賞作品「おらおらでひとりいぐも」
の本を買った。しんぶん「赤旗」の書評欄に著者が登場。
若竹千佐子さん。岩手県遠野市出身。岩手大学教育学部卒業とある。
私が卒業した年に入学した後輩。
あいやぁ、おらの頭このごろ、なんぼがおがしくなってきたんでねべか
どうすっぺぇ、この先ひとりで、なんじょにすべがぁ・・・
と始まる岩手弁の書き出し。
同じ大学、学部で年も近い。親近感を覚え読み始める。
大学入学のため静岡から岩手盛岡郊外の下宿先へ初めて行った時のことを思い出す。
下宿のおじさん、おばさんが喜んで迎えてくれた。が、その話が
まるで分らない。筋金入りの岩手弁でにこやかに話してくれたのだが、
私にはちんぷんかんぷん。「はい、はい」と答えてその場をしのいだ。
入ったサークルでの自己紹介。女子が「オレ」と言うのでこれにもびっくり。
本のページから、そんな岩手の匂いが漂ってきた。
盛岡の街中から岩手山がよく見える。
私のかつての下宿先はさらに岩手山に近いところだった。
山が大きく見えた。山が見える暮らしは人の心を潤してくれる。
の本を買った。しんぶん「赤旗」の書評欄に著者が登場。
若竹千佐子さん。岩手県遠野市出身。岩手大学教育学部卒業とある。
私が卒業した年に入学した後輩。
あいやぁ、おらの頭このごろ、なんぼがおがしくなってきたんでねべか
どうすっぺぇ、この先ひとりで、なんじょにすべがぁ・・・
と始まる岩手弁の書き出し。
同じ大学、学部で年も近い。親近感を覚え読み始める。
大学入学のため静岡から岩手盛岡郊外の下宿先へ初めて行った時のことを思い出す。
下宿のおじさん、おばさんが喜んで迎えてくれた。が、その話が
まるで分らない。筋金入りの岩手弁でにこやかに話してくれたのだが、
私にはちんぷんかんぷん。「はい、はい」と答えてその場をしのいだ。
入ったサークルでの自己紹介。女子が「オレ」と言うのでこれにもびっくり。
本のページから、そんな岩手の匂いが漂ってきた。
盛岡の街中から岩手山がよく見える。
私のかつての下宿先はさらに岩手山に近いところだった。
山が大きく見えた。山が見える暮らしは人の心を潤してくれる。