こんにちは いけや正の 晴れ時々スケッチ  

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春日局の墓所 麟祥院

2018年02月07日 | スケッチ
 市ヶ谷から飯田橋、水道橋、後楽園
などを経て、上野までぶらぶら歩く。
風もなく、日向を歩くと次第に汗ばんできた。
文京ふるさと歴史館に立ち寄る。65歳以上無料とのこと。
台地と谷に築かれた文京区の歴史を語る展示。こじんまりした展示館。
 上野に向かう途中の湯島の一角に麟祥院。大通りの脇道の先に
静かなたたずまいの寺院を見つけ、門をくぐる。
受付の女性に「ここは春日局の墓所があるお寺です。」と丁寧に案内された。
ビル群に囲まれてはいたが、この一角だけは静寂に包まれていた。

春日局。幼名は福。明智光秀の重臣、斎藤内蔵助利三、母は刑部少輔越智道明。
稲葉佐渡守正成の妻となり、のちに大奥に入り、三代将軍家光の乳母となる。
大奥の制度を確立し、徳川幕府260年の礎を築いた。
死してなお、幕府の行く末を見守るとの遺言に従い、墓石には四方に穴が開いている。