稲田写真塾*ギャラリー*

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9位。

2010年11月20日 15時56分00秒 | ノンジャンル
デジタル教室になって、初めての多重露光の写真です。
多重露光の絵づくりは人間の眼には見えない世界を表現する作業ですから、上手く行くと創造の楽しさを満喫できます。
多重露光が出来ないデジカメが多いですから、羨ましいと思う方もお出ででしょうが、パソコンでも似たようなことが出来ますから、興味のある方にはお教えします。

相当数の失敗の後に仕上がった珠玉のワンカットとうかがいました。
この2重露光は実に上手く計算されています・・・と言いたいところですが、最初はなかなか計算通りには行かなかったのでしょう。
2重露光はどちらのカットを先に露光しても良いのですが、この写真で言えば、屋根の軒下の暗い部分を多めに入れて(この部分にはほとんど光が露光されていません)撮り、ここにコスモスが入るように計算して花を入れました。
こうすることで、軒下にかかった花の部分はそのままのきれいな色で写りました。
但し、花のカットの上半分はかなり暗いか、色が濃くなっているはずです。
土壁の部分は双方のカット共やや明るいので二つの絵が重なりましたが、こんな部分があるので、多重露光の写真は面白いのです。

課題  「秋の花のある風景」  9位

タイトル  「すかっと秋」  福田 義康(笠間)