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認知症予防に有効!知的好奇心を刺激するスペシャルな趣味8選 2024/05

2024-05-14 23:58:00 | 生活編

認知症予防に有効!知的好奇心を刺激するスペシャルな趣味8選
 @DIME  より 240514


「パック入り卵を4日連続で買ってしまった」「身近な人の名前が出てこない」など、最近何かがおかしいと感じることがあったら……それは認知症の警告サイン!?正常な脳と認知症の間にある〝認知症グレーゾーン〟かもしれません。

 ちょっとおかしいという異変に気づいたら、認知症へ進む前にUターンできるチャンス!

 認知症の分かれ道で、回復する人と進行してしまう人の違いは何なのか。
40年以上、認知症の予防と研究に関わってきた認知症専門医の朝田隆さんによる著書『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』から一部を抜粋・編集し、健康な脳に戻るためのヒントを紹介します。


 ◆スペシャルな趣味で知的好奇心を刺激

■退職後に〝俳優〟になったとある校長先生の話
 先日、患者さんからおもしろい話を聞きました。
 その人がたまたま聞いていたラジオ番組で、高校の校長だった男性が、退職したあとにシニア向けの劇団に所属し、カラオケで流れる映像などに〝俳優〟として出演している、というエピソードが紹介されたというのです。

 この話を聞いて私は、「それはすばらしい!」と思いました。
60歳、あるいは65歳で退職したあと、俳優になろうと考えるようなチャレンジ精神に満ちた人は、おそらく認知症にはならないでしょう。

 かりに認知症グレーゾーンが始まっていても、俳優として舞台に立ったり、カラオケの映像で自分の姿が流れたりするような人生を送っていれば、脳内ホルモンは爆発的に分泌され、口ぐせの「めんどうくさい」は消えるはず。知的好奇心も大いに刺激され、記憶をつかさどる海馬の萎縮を抑えるうえでも効果的です。

 若々しい脳を保つには、没頭できる趣味をもつことが効果的です。

 若い頃から好きだった釣りや読書、映画鑑賞などを、定年後にあらためてじっくり堪能することも方法の一つ。

 ただし、すでに認知症グレーゾーンが始まっている人がUターンするには、この校長先生のように、もっとスペシャルな趣味に挑戦したほうが効果的です。

「スペシャルな趣味と言われても……」という方は、以下のリストを参考にしてみてください。ピピッとときめいたものがあれば、挑戦してみてもよいですね。

[スペシャルな趣味のリスト8]
ー劇団に加入して俳優デビューする
ーパズル作成(解くだけでなくクロスワードや迷路を作る)
ー乗馬クラブに通う
ーマスターズ陸上/水泳で世界に挑戦する
ー日本の伝統芸能「能楽」を習う
ー新たに畑を借りて野菜の自給自足を目指す
ーDIYで自宅の本格リフォーム
ーYouTubeチャンネルの開設

■娘と同じ大学に合格したMさんの例
 専業主婦のMさん(54歳・女性)もそんな一人。
Mさんは、娘さんが大学受験に向けて必死で勉強している姿を見て、自分も一緒に努力したいと考え、なんと同じ大学を受験することにしました。

 当時52歳だったMさんにとって、参考書を片手に勉強をするのは30年以上ぶりのこと。それでも、あらためて教科書や参考書を読んでみると、学生時代は嫌いだった科目も含め、意外なほどおもしろく、毎日夢中で勉強したそうです。

 その結果、見事に親子で現役合格。
地域の新聞にも取り上げられ、Mさんの人生はそこから一変したのです。

 こうした方は、生涯、認知症と無縁で暮らしていけると思います。
もちろんMさんのようなケースはまれですが、会社を退職したり、子どもが自立したりしたタイミングで、「新しい学びを始めました」という声を最近よく耳にします。

 もっと気軽に、自分の好きな趣味の延長線上で、資格試験にチャレンジしてみるのもいいでしょう。

 認知症グレーゾーンが始まっている人は、勉強を始めても「めんどうくさい脳」が邪魔をし、途中で挫折しがちです。そうしたときは、勉強するモチベーションを上げる「プラスの楽しみ」を見つけるようにします。

 たとえば、講師で決めるというのもその一つ。教え方の上手な有名講師のいるセミナーへ通うのもよい方法ですし、イケメン講師、美人教師が目当てでもいい。

「勉強するのはめんどうだけど、あの先生に会えるなら行ってみようか」と思えれば、しめたものです。
 もっというと、「あの先生に会いたいから、この資格試験を受けてみよう」でも構いません。興味のない分野でも、自分の好きな先生の授業を受けているうちにおもしろさに気づくことは、学生時代でもよくあることです。結果として、いつもと違う脳を使うことになり、脳をバランスよく活性化するうえで効果的です。

 ただし、「認知症になりたくないから」という理由で、やりたくもない学びを嫌々続けても成果にはつながりません。

 大人の学びは、あなたが「楽しい」と思えるかどうか、それが最も大事です。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

「おかしい」と感じてから専門の医療機関を受診するまでに、何と平均4年かかるというデータもあるそうです。その間に、認知症の症状はどんどん進行していってしまいます。

 認知機能をセルフチェックし、正しい生活習慣を身につけるためのヒントが詰まった一冊『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』。ぜひ書店でチェックしてみてくださいね。

 認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること

上手に血糖管理したい方へ 血糖値が気になる方は、血糖値キャラをチェック。糖尿病の自己管理に自信を。

発行所/株式会社アスコム
著者/朝田 隆(アスコム)認知症専門医
東京医科歯科大学客員教授、筑波大学名誉教授、医療法人社団創知会 理事長、メモリークリニックお茶の水院長
1955年島根県生まれ。1982年東京医科歯科大学医学部卒業。東京医科歯科大学神経科精神科、山梨医科大学精神神経医学講座、国立精神・神経センター武蔵病院(現・国立精神・神経医療研究センター病院)などを経て、2001年に筑波大学臨床医学系(現・医学医療系臨床医学域)精神医学教授に。2015年より筑波大学名誉教授、メモリークリニックお茶の水院長。2020年より東京医科歯科大学客員教授に就任。
アルツハイマー病を中心に、認知症の基礎と臨床に携わる脳機能画像診断の第一人者。40年以上に渡る経験から、認知症グレーゾーン(MCI・軽度認知障害)の段階で予防、治療を始める必要性を強く訴える。クリニックでは、通常の治療の他に、音楽療養、絵画療法などを用いたデイケアプログラムも実施。認知症グレーゾーンに関する多数の著作を執筆し、テレビや新聞、雑誌などでも認知症への理解や予防への啓発活動を行っている。
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地味な路線だった「JR奈良線」、利用者の急増なぜ  202405

2024-05-14 23:12:00 | 🚃 鉄道

地味な路線だった「JR奈良線」、利用者の急増なぜ
 東洋経済Online より 240514  森口 誠之:鉄道ライター


宇治川を跨ぐ橋を行く221系。単線橋梁だったが今回、複線化された区間である(筆者撮影)

 東海道新幹線京都駅の中央乗換口を出て、すぐ隣のエスカレーターを降りると、JR西日本の奈良線ホームである。主力のクロスシート車221系とともに、関東では姿を消しつつある国鉄型205系も出発を待っている。

 JR奈良線は木津―京都間の通勤路線で、「みやこ路快速」が京都駅と奈良駅を44分で結ぶ。近年、利用が特に伸びた路線である。2019年度の輸送密度は2万9752人で、1987年度比で2.8倍となった。

 沿線には東福寺、伏見稲荷、宇治、奈良と有名観光地が点在しており、観光シーズンになると、国内外の観光客で電車はすし詰めになる。

 2023年3月に複線化第2期事業が竣工して1年。関西でも影の薄い存在だったJR奈良線は、どのように変貌しているのだろうか。

⚫︎ローカル線扱いだったが設備改良で本数増へ
 京都・宇治市内のJR奈良線東福寺―新田間の各駅の乗車客数は2019年度に1日あたり5万1595人で、1990年度1万4438人の3.5倍に増えた。城陽市にある3駅の乗車客数も同時期に1.6倍である。

 急激な利用増の背景には、JR西日本と沿線自治体が、複線化や駅新設などの輸送改善を推進してきたことが大きい。

 国鉄時代の奈良線は、単線非電化のまま近代化から取り残されてきた。気動車は朝に毎時2往復、昼は同1往復とローカル線並みの本数だった。1984年の電化でも利用の伸び幅はわずかだった。


出所:筆者作成

 分割民営化後、JR西日本は奈良線の設備改良に着手する。1991年に列車交換設備を2カ所増設し、快速の運行を始めた。翌年には六地蔵駅が完成し、京都―宇治間の運行本数は1984年比で3倍増となった。

 続けて複線化第1期工事として京都―JR藤森間5.0km、宇治―新田間3.2kmの線増に着手。2001年に完成する。ダイヤ改正で京都―宇治間は186本と改正前の1.5倍に増発され、利用者は2割も増えた。2004年に京都市営地下鉄東西線と六地蔵駅で接続するようになり、利便性はさらに向上した。

 その反面、苦戦を強いられたのが、すぐ近くを走る京阪だ。宇治線各駅の1日当たり乗車客数計は1990年度3万6233人から2019年度1万8962人と半減し、京阪本線の利用も低迷している。
 JR奈良線の増発や新駅設置、京阪の運賃値上げと減便、中書島駅での乗り換え、社会減や少子高齢化、京都市の都市構造の変化などの原因がある。近鉄京都線も宇治市南部・城陽市域でJR奈良線と競合し、近鉄小倉―富野荘駅間各駅の利用者数はピーク時の6~7割程度にとどまる。

⚫︎稲荷駅に集まるインバウンド客
 JR奈良線のもう1つの特徴が観光客輸送である。伏見稲荷大社の目の前にある稲荷駅の存在が大きい。
 伏見稲荷は初詣参拝客ランキングで全国トップ3に入る神社であるが、この10数年、京都の新しい観光スポットとして注目されている。境内にずらりと連なる朱色の「千本鳥居」の魅力が口コミで広がったのだ。
 2014年に「トリップアドバイザー」で国内人気観光地ランキング1位となったことで、2018年の外国人観光客数は409万人と2013年比7.9倍に、日本人観光客も同671万人、同1.8倍と急増。稲荷駅の乗車客数も1.6倍に増えた。

 2024年2月、JR奈良線で稲荷駅を訪れてみると、15分ごとに京都駅からの普通が到着するたびに100人ほどの観光客が下車していく。閑散期の平日にもかかわらず、国内外、多国籍な観光客で賑わっていた。

 東福寺駅は、臨済宗の古刹、東福寺の最寄り駅で、秋の紅葉シーズンは特に混みあう。また、JR奈良線と京阪本線との乗換駅でもあり、2011年には両ホームを直結する乗換改札口が設置された。JR西日本と京阪、京都市が提携し、京都駅と東山方面を結ぶ市バス混雑の緩和策としての取り組みで、祇園や清水寺へ行くには便利な裏ルートとなっている。

 宇治駅の観光需要も順調である。京都駅から16分というアクセスの良さが要因だ。
世界遺産に登録されている平等院と宇治上神社。本年なら紫式部ゆかりのまちとしてNHK大河ドラマ「光る君へ」の効果が期待されている。

 奈良への観光輸送はどうか。奈良市はJR奈良駅を利用する来訪観光客数は近鉄奈良駅利用の4割弱と推計している。
 JR駅は中心市街地や観光地から離れていることもあり、地元客も用務客も近鉄奈良駅と近鉄京都線を選ぶ。ただ、外国人観光客はフリー切符「ジャパン・レール・パス」を使っていることもあり、京都駅からJR奈良線を利用する流動が目立つ。

⚫︎朝ラッシュ時の普通列車は平均6分も時間短縮
 このようにJR奈良線では、設備投資が利用の増加をもたらし、新たな街づくりへとつながる好循環がおきている。

 京都市エリアは人口の社会減が顕著になっているが、JR奈良線の駅周辺は今でもマンションやアパートの建設が進み、物件への問い合わせも多いという。
 特に伏見区と宇治市の境に位置する六地蔵駅は京都市営地下鉄東西線との乗換駅ということもあり、大規模商業施設やマンションが次々と完成する注目エリアとなった。

 ただ、2001年の部分複線化後も、JR藤森―宇治間など線内の8割近くが単線で残った。朝ラッシュ時は1時間あたり片道8本運行されているため、列車行き違いのため停車時間が長くなった。
 そこで府はJR西日本に複線化第2期工事の実施を要請し、2013年度に協定締結へこぎつけた。JR藤森―宇治間9.9km、新田―城陽間2.1km、山城多賀―玉水間2.0kmの計14kmで、2016年に着工する。あわせて京都駅と六地蔵駅のホーム拡幅などの改良工事も実施された。

 そして2023年3月、第2期事業が完成する。増発は朝の京都―宇治間1往復にとどまった。

 一方、「単線区間での交換待ち停車がなくなり、朝の普通列車が早くなったのが助かります」と語るのは、JR奈良線に関する著作がある高田圭氏だ。
 普通城陽―京都間の所要時間は平均6分縮まり、バラバラだった運転間隔が均等化された。通勤利用していると複線化の効果を実感しているという。

 高田氏は「ダイヤの安定化という意味で、絶大な威力を発揮している」とも指摘する。以前は数分レベルの遅れは日常で、輸送障害が起きたら3~5時間は収束しなかった。それが複線化でほぼ皆無となった。

 JR奈良線の複線化事業で注目したいのは、沿線自治体が工事費をJR西日本と折半したことである。
 2001年完成の第1期工事では、事業費152億円のうちJR西日本が76億円、残りを京都府38億円、京都市15億円、宇治市など他市町23億円と負担した。

 官民ともにJR奈良線は輸送改善をすれば利用が伸びる余地はあると判断し、積極策を講じた。実際、運行本数は国鉄時代と比べて5倍近く、利用者は約3倍に増えた。

 一方、今回の第2期工事の事業費397.1億円のうち、JR西日本は約25.2%の100億円を負担するにとどまった。事業性、採算性を懸念したようだ。残り297.0億円について、府と沿線6市町がそれぞれ148.5億円ずつ負担した。

 なぜ、地元はJR奈良線に期待するのか。京都府建設交通部交通政策課の笹井淳課長は「京都府にとって、奈良線の高速化・複線化は長年の課題でした」と語る。

 府は総合計画で「府域の均衡ある発展」を掲げ、府内のJR線の改良工事へ積極的に税金を投じてきた。1999年に山陰本線・舞鶴線の電化を完成させ、次にJR奈良線複線化第1期工事、2010年に山陰本線園部までの複線化も実現させた。
 次はJR奈良線の複線区間を延長して……と府民の期待が高まっていた。

 京都府南部の木津川西岸では関西文化学術研究都市の整備と大規模開発が展開されてきたが、JR奈良線の走る木津川東岸エリアの開発は停滞。
 井手町と木津川市北部(旧山城町)にあるJR4駅の乗車客数は30年前より3割減となった。城陽市は1995年、宇治市も2010年から人口減に転じている。

 今回の複線化にあわせ、5駅で駅舎の改築、橋上化、そして駅前広場の整備が行われた。井手町は山城多賀駅の西口駅前広場に5.8ヘクタールの開発地を用意して商業施設を誘致。今夏、スーパーがオープンする。各市町とも厳しい財政状況にあるが、交流人口を増やそうと駅施設を改善した。まちづくりへの期待が大きい。

⚫︎新名神大津―城陽間の開通に注目
 もう1つ、地元期待の事業が、新名神高速道路大津IC―城陽IC間の建設だ。城陽市の東部丘陵地帯では次世代基幹物流施設の工事が次々と着手された。新名神でのダブル連結トラック、そして隊列走行、自動運転などを想定している。

 商業施設については、JR長池駅の1.5km東側で、三菱地所系の関西最大級のアウトレットモールが整備されている。駅との間に利用者や従業員用のシャトルバスの運行が予定されており、開業の暁にはJR奈良線の利用状況も変わるだろう。

 ただ、新名神延伸区間の開通は当初2024年春開通予定だったのが、2024年度末に延期され、さらに今年1月、「開通時期未定」と発表された。
 各プロジェクトとも見直しを迫られている。

 今後のJR奈良線について、城陽―木津間の複線化第3期工事を求める声があるが、具体的な検討までには至っていない。
 人口が少ない地域である上に、老朽化する木津川橋梁の架け替え、6カ所ある天井川トンネルと河川改修問題もあり、費用対効果に課題がある。

 府交通政策課の笹井課長は「実は、2期にわたる複線・高速化工事で、国費は1円も使われていません」と指摘する。
 国には幹線鉄道等活性化事業費補助などのプログラムはあるが、自治体出資の法人に限定され、JR奈良線には使えなかった。

 この半世紀、適切な設備投資が行われず能力を発揮できていないJR線は全国にある。国としても、やる気のある自治体やJRへ直接補助ができる制度の創設を考えていくことも必要ではなかろうか。
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🚶…槙島農地…Alp…> 240514‘

2024-05-14 22:25:00 | 🚶 歩く
🚶…右岸堤防道…宇治橋…向島宇治線…ユニチカ中央研沿…槙島(月夜…外)…旧奈良街道…森半沿…24号線…槙島交差点…旧奈良街道…蛭子嶋神社🙏…槙島農地(幡貫…郡)…宇治川高架橋…Alp🍘…右岸堤防道…>
🚶12086歩2kg

☀️:風心地よく陽射し強く

宇治橋界隈外人多
朝晩温度差大

ベランダに簾を設定,西日対策し,温度差対策
&殺虫剤撒布
 温度差で服装は温冷両対応2種運用,











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 日本人だけが知らない「世界一の評価」安心・安全が経済的価値「ジャパン・アズ・ナンバーワン」再び 2024/05

2024-05-14 02:50:04 | 気になる モノ・コト

日本人だけが知らない「世界一の評価」 安心・安全が経済的価値 「ジャパン・アズ・ナンバーワン」再び 
 ZakZak より 240514  大原浩氏


 日本の高度経済成長や日本社会について分析した『ジャパン・アズ・ナンバーワン』は1979年に出版され、ベストセラーとなった。その後のバブル経済と長期低迷期を経て、現在、再び「日本が世界一の評価を受けている」と国際投資アナリストの大原浩氏は指摘する。
 その事実を「知らないのは日本人だけ」というのだ。

 1989年にピークをつけたバブル経済が崩壊して以降、「日本はダメだ」というムードが国内で蔓延した。その後のデフレ進行はさらに日本を苦しめた。

 だが、日本人、日本企業、日本政府がその間何もしなかったわけではない。
2019年に「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏が日本の五大総合商社のまとめ買いを始めたことに象徴されるように、海外の目鼻の利く人々は、「日本の素晴らしさ」に気が付いた。

 偏向メディアが「日本はダメだ」というプロパガンダを大量に流している影響もあって、日本の素晴らしさに気が付いていない日本人が多いことは残念だ。

 米大手旅行誌「コンデナスト・トラベラー」が昨年10月に発表した読者投票ランキングの「世界で最も魅力的な国」で日本が第1位に選出された。
 世界最大規模の世論調査会社イプソスも、「国家ブランド指数2023」の第1位に日本を選んだ。

「観光」や「文化」だけではない。日本の政治的安定性や治安の良さは外国人の垂涎の的である。
 米国や欧州では、商店街での略奪や放火、パトカーをひっくり返して燃やすような「暴動」は珍しくないが、日本では「皆無」と言ってよい。
また、米国の殺人発生率は日本の約30倍にも及ぶ。

 そして日本の「安心・安全」という長所が、地政学リスクの高まりなどによって「経済的価値」を持つようになってきている。
 最近、中国の中枢にいる人々の「家族・一族」が日本にやってくるケースが目につくようになってきた。もちろん、中国本土で何かあれば「本人が逃げ込む」ためである。

 バフェット氏だけではなく、世界中の投資家が日本の素晴らしさに気が付き、資金が流入を始めている。いくら土地や株式の値段が上昇しても、その土台となる「国家」が崩れ去ってしまっては、何の意味もないからだ。

 米国は11月5日に大統領選の投票日を迎える。ジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領のどちらが勝利しても、米国の政治は不安定となる。「第2次南北戦争」と表現しても過言ではないような混乱もあり得る。

 バフェット氏ら多くの賢人が指摘しているが、米国の不動産や株式の「バブル」は、日本のバブルピーク時の1989年に酷似しているという。欧州や新興国もインフレなどの大きなダメージを受け、まさに「日本以外全部沈没」と筆者は考える。

 過去の世界的危機の際には、ドルが「質への逃避」を急ぐ資金の逃げ込み先となった。今回は、世界で最も「安心・安全」な日本にマネーが流れ込むことになるはずだ。

 そうはいっても「今は円安ではないか」との指摘もあるだろう。だが、為替相場を合理的に説明するのは困難だ。

 1985年9月に先進5カ国(G5)の蔵相・中央銀行総裁による「プラザ合意」が発表された。前日の円相場は1ドル=242円だったが、一気に円高となり、88年の初頭には1ドル=128円まで進行した。
 その後、バブルが崩壊して日本が「失われた30年」に突入したにもかかわらず、さらに円高傾向が続いた。

 過去最高の円高となったのは、2011年10月31日の1ドル=75円32銭だった。東日本大震災直後かつアベノミクスが始まる前の「日本の一番暗い時代」だったといえる。

 一方、1990年代前半から繁栄を謳歌してきた米国は、四半世紀にわたり、円に対して「ドル安」だった。現在の「円安」も同じ兆候かもしれない。

 一つだけ懸念されるのは、日本の財産ともいえる「安心・安全」が、海外からの「不法侵入者」によって破壊されることである。そうならないよう、われわれは万全の注意を払うべきである。

■大原浩(おおはら・ひろし)人間経済科学研究所執行パートナーで国際投資アナリスト。仏クレディ・リヨネ銀行などで金融の現場に携わる。夕刊フジで「バフェットの次を行く投資術」(木曜掲載)を連載中。



💋安心安全を認めないマスゴミは、カ人に阿る。
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認知症の進行をUターンさせる5つの生活習慣  202405

2024-05-14 01:20:00 | 生活編

認知症の進行をUターンさせる5つの生活習慣
  @DIME  より 240514


「パック入り卵を4日連続で買ってしまった」「身近な人の名前が出てこない」など、最近何かがおかしいと感じることがあったら……それは認知症の警告サイン!?正常な脳と認知症の間にある〝認知症グレーゾーン〟かもしれません。

ちょっとおかしいという異変に気づいたら、認知症へ進む前にUターンできるチャンス!

 認知症の分かれ道で、回復する人と進行してしまう人の違いは何なのか。
40年以上、認知症の予防と研究に関わってきた認知症専門医の朝田隆さんによる著書『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』から一部を抜粋・編集し、健康な脳に戻るためのヒントを紹介します。


 認知症グレーゾーンからUターンする生活習慣「5つのポイント」

■「遊びの延長」であなたの脳が変わる
 認知症の手前の〝認知症グレーゾーン(MCI:軽度認知障害)の疑いあり〟の段階であれば、健康な脳にUターンすることは十分に可能です。

ただそのためには、毎日の生活習慣の見直しが必要です。
「え? 生活の見直しなんて、めんどうくさい」
「もっと簡単に、薬やサプリメントを飲んで治せないの?」

 認知症グレーゾーンになっている人の〝めんどうくさい脳〟には、そんな思いもよぎるでしょう。ですが、認知症は遺伝的な因子をもつ人を除くと、日常の生活習慣が大きく影響して発症します。
 認知症は生活習慣病の一つなので、時間をかけて認知機能を改善し、予防していく必要があるのです。

「めんどうくさいからいいや」と思ったら、その先は認知症へまっしぐら。

ここが最後の踏ん張りどころです。

「絶対にボケてたまるか」と思って毎日小さな習慣を積み重ねていけば、まさに継続は力なり。

 専門医の私でも驚くほど、目覚ましい改善が見られることがあります。
とはいえ、このあと紹介する、グレーゾーンから回復するための「生活習慣」には、ツラいことやめんどうなことはほとんどありません。

遊びの延長のような感じで、楽しみながら取り組めるものばかりです。

■キーワードは「わくわく」
 認知症の予防、および認知症グレーゾーンからUターンするには、次の5つが大きなポイントとなります。

(1) 挑戦……年甲斐もないことをする
(2) 変化……普段やらない新しいことを始める
(3) 生きがい……いくつになっても夢中になれるものを見つける
(4) 孤独の回避……人と積極的に交流する
(5) 利他……自分のことより、他者のために力を尽くす

 一言でいうと、「わくわく」に満ちた心豊かな毎日を送りましょう、ということです。私たちの脳の中では、わくわくすればするほど、神経伝達物質である

〇 やる気や幸福感を生み出す「ドーパミン」
〇 愛情の源となる「オキシトシン」
〇 心を癒す「セロトニン」

の分泌が活発になります。

 脳を活性化する三大ホルモンと呼ばれるこれらの脳内ホルモンは、認知症の予防、ひいては認知症グレーゾーンからのUターンにも大きく寄与します。

 とくに、今まで(1)~(5)に当てはまらない生活をしてきた人は、〝伸びしろ〟がより大きいので、日を追うごとに脳の変化を実感できるでしょう。

 次から、「5つのポイント」について簡単に説明していきますので、ぜひトライしてみてください。

<1:挑戦>「年甲斐もない」こそ人生100年時代の生き方
「年甲斐もない」という言葉は、一般的には否定的な意味で使われますよね。

「そんな派手な格好をして年甲斐もない」とか「年甲斐もないふるまいをして恥ずかしい」など、年齢を重ねるごとに〝年相応〟であることを求められがちです。

 もちろん、節度を越えた言動はNGとしても、「もう年だから」という理由でやりたいことを我慢したり、楽しいことをあきらめたりすると、脳への刺激が減って、認知症対策においては大きなマイナスとなります。

 国立長寿医療研究センターが10年間にわたり、40~82歳の2205人を追跡した調査でも、「好奇心が強く、新しいことに挑戦するのが好きな人」は、言語能力、理解力、社会適応力、コミュニケーション力などの「結晶性知能」と呼ばれる知的な能力を維持できるとされています。

 そもそも、年甲斐などという言葉は、人生100年時代の今、おかしいですよね。

 周囲の目を気にして認知症になるより、周りが何と言おうとも、「これをやりたい」「あれをやってみたい」ということがあれば、年齢に関係なく〝挑戦〟する。それが脳と体の若さを保つ最大の秘訣です。

<2:変化>新しいことを始めたときのドキドキが脳の刺激になる
 年をとるにつれ、〝変化〟にストレスに感じるようになります。

 いつも同じスーパーへ行き、同じようなものを買って、同じようなものを食べている。いつも同じような色合いで、同じようなデザインの服を着ている。

 そんな毎日を送っていると、脳はどんどん縮んでしまいます。

この機会に、「いつも」と違うことを少しずつ始めてみることをおすすめします。

 最初は小さな一歩で構いません。いつもと違う道を通って、いつもと違うスーパーへ行ってみる。見知らぬ店内に迷いながらも、目新しい調味料を発見したり、いつもは買わない高級食材に手を出してみたり。
 それだけでも、意外にわくわくするものです。

<3:生きがい>生きがいは、いくつになっても見つけられる
 子育てや仕事を自分の生きがいとして生きてきた人は、子どもが自立したり、仕事を退職したりしたタイミングで生きがいを失ってしまうかもしれません。

 何歳からでも、「生きがい」を見つけましょう。
 生きがいといっても、いろいろあります。
 楽しいこと、夢中になれることはもちろん、ご家族の成長や、みんなが健康で集まれることもステキな生きがい。
 また、植物や動物を育て成長を見守るなら、これは癒しにもなります。

 自分史を振り返り、得意なこと、感謝されたこと、ほめられたこと、かつて夢中になったことなどを思い起こしてみるのも手。これは人生経験がもたらす生きがいです。

 思い当たらない人は、下で紹介する項目を参考にしてみてください。

[シニアから始められる趣味のリスト]
・家庭菜園
・ガーデニング
・フォークダンス
・絵手紙
・コーラス(合唱団に入る)
・俳句(吟行)
・金継ぎ
・釣り
・ハイキング
・ヨガ
・グラウンドゴルフ、パークゴルフ、ゲートボール
・サイクリング
・スイミング
・ウォーキング、ジョギング
・ビリヤード
・プラモデル制作
・囲碁・将棋、その他のボードゲーム
・麻雀
・楽器演奏(ギター、ピアノ、ウクレレ、ハーモニカ、オカリナ)
・コーヒー(焙煎、抽出)
・保存食品作り(ぬか漬け、ピクルス、ジャム、燻製、etc.)
・お菓子作り
・家具や雑貨作り
・編み物
・生け花
・読書
・日記
・美術館めぐり
・海外旅行


<4:孤独の回避>人との交流こそが脳のクスリ
 定年後、一気に社会との関わりを失う人が結構いらっしゃいます。

 貯金はそこそこあって、生活には困らないけど、友人と呼べる相手がいない。かといって、自分から昔の友人に連絡をとるのも気まずいので、日がな1日ずっと家に閉じこもっているような人は、グレーゾーンから一気に認知症へ突き進んでしまいます。

■孤独は脳の大敵。
 孤独になると脳が縮むことがわかっています。人とのふれ合いや交流、分かち合いなどによって活性化する脳の部位は、背外側前頭前皮質、海馬、扁桃体など多岐にわたります。
 孤独な生活を送っている人の脳では、それらの部位が萎縮していることが、MRI検査で確認されているのです)。

 また、孤独はうつ病など、メンタル面のリスクを劇的に高めます。孤独は肥満や1日に15本のタバコを吸うのと同じくらい健康リスクを高めると言う医師もいるほどです。
 そのため、2018年にはイギリスで、2021年には日本で、孤独問題・孤立対策を担当する大臣が新設されるなど、世界的な社会課題となっているのです。

 人と積極的に交流していきましょう。
人は一人ひとりでは弱いのです。社会的動物といわれるように、交流するから、人は連帯感や前向きな姿勢を育むのです。これは認知症予防にとても重要です。

<5:利他>他者のために尽くすと幸福度が高まる
 自分のことより、他者のために力を尽くすことを「利他」と呼びます。
もともと仏教用語の一つですが、じつは、ボランティアのような利他的な活動をすると、自分の幸福感が高まることが知られています。

 ややもすると利己的になりがちな自分が、他人のために何かをするからこそ自信や

 自尊心を高める、と私は思います。たとえば、研究者から渡されたお金を自分のために使うように指示された人よりも、他人のために使うように指示された人のほうが幸福度が高まることが、北アメリカの研究で確認されています。
 定年退職後にボランティアに従事する人も多いですが、他者のために奉仕すると同時に、自分自身の喜びも得ているということです。

 これを「互恵」といいます。
ボランティア活動だけでなく、日常生活のなかでも「利他」と「互恵」を実践できる場面はたくさんあります。
 それでは、以上の5つのポイントを踏まえて、認知症グレーゾーンから回復するための生活習慣を紹介していきましょう。

☆ ☆ ☆

いかがだったでしょうか?

「おかしい」と感じてから専門の医療機関を受診するまでに、何と平均4年かかるというデータもあるそうです。その間に、認知症の症状はどんどん進行していってしまいます。

 認知機能をセルフチェックし、正しい生活習慣を身につけるためのヒントが詰まった一冊『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』。ぜひ書店でチェックしてみてくださいね。

 認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること



著者/朝田 隆(アスコム) 認知症専門医
東京医科歯科大学客員教授、筑波大学名誉教授、医療法人社団創知会 理事長、メモリークリニックお茶の水院長
1955年島根県生まれ。1982年東京医科歯科大学医学部卒業。東京医科歯科大学神経科精神科、山梨医科大学精神神経医学講座、国立精神・神経センター武蔵病院(現・国立精神・神経医療研究センター病院)などを経て、2001年に筑波大学臨床医学系(現・医学医療系臨床医学域)精神医学教授に。2015年より筑波大学名誉教授、メモリークリニックお茶の水院長。2020年より東京医科歯科大学客員教授に就任。
アルツハイマー病を中心に、認知症の基礎と臨床に携わる脳機能画像診断の第一人者。40年以上に渡る経験から、認知症グレーゾーン(MCI・軽度認知障害)の段階で予防、治療を始める必要性を強く訴える。クリニックでは、通常の治療の他に、音楽療養、絵画療法などを用いたデイケアプログラムも実施。認知症グレーゾーンに関する多数の著作を執筆し、テレビや新聞、雑誌などでも認知症への理解や予防への啓発活動を行っている。
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