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InlineSkate and FC GIFU and Run

チーム・パシュート

2007年09月26日 | インラインスケート

Photo_31 少々古い話になりますが、8月末に開催したサンセットスケートとジュニア選手権で実施した「チーム・パシュート」についての感想です。

おそらく、インラインとしては日本初の開催と思われる記念すべき大会となりました。参加チームはサンセットが3チーム、ジュニア選手権が4チームと少なかったのですが、とにかくこれは大成功でした。

一つ目は、これまで個人種目でしかなかったインラインスケートに団体種目が登場したということです。                                                  

 小学生学年合計が14以内で開催したジュニアPhoto_32 選手権。選手の組み合わせの例では「5年生、6年生、3年生」といった感じになるわけです。おそらく、低学年に速い選手がいるチームが有利となるわけですが、この合計14という設定が絶妙でした。このルールを提案してくれたのは、今回参加したKing-Tのご父兄の松兼さんだったわけですが、組み合わせの仕方次第では強いチームが勝てるとも限らず、本当に面白いルールとなりました。

「個人」対「個人」でしかなかったインライン(プロなどのチーム駆け引きは別ですが・・)でしたが、レース中、随所に上級生が下級生に声をかけるなど、まさにチームでの戦いが繰り広げられました。

子ども達の教育上は、これは本当に大切なことで、上級生が下級生をかばったり、速い選手が遅い選手をかばったりという「相手のことを思いやる」レースができるのです。チーム内では3番手以降であった選手の「強さ」がそのチームの強さとなるわけですから、各選手のモチベーションもドンドンあがります。・・個人種目だけではあり得なかったことです。そして、何周目に駆け引きをするかとか、ペース配分をどうするかとかを事前に話し合っていないと、レースにならないわけで、その点において「考えるレース」をすることになります。

もう一つは、400mが絶妙な距離感を出して、観客にとっても相当エキサイティングなレースになったことです。どのレースでも応援が本当に盛り上がりました。私自身、見ていて「もっと長くレース見たかった・・」と感じました。

400mのインライン専用リンクは、全国でもこのクリスタルパークだけだと思われますので、チームパシュートは恵那の限定のレースになるのではないでしょうか。           

この先、チームパシュートだけの大会が開催出来たらどんなにすばらしいことでしょう。  来年はもっと多くの皆さんに「チーム・パシュート」に参戦してもらいたいです。