スキー場終点からが、残り4キロの本格的な登山道となっていきます。
位山は、神の山として信仰されています。山そのものが、地元の水無神社のご神体となっています。スキー場から一歩山の中にはいりますと、何か空気というか雰囲気が違っているわけですが、最近は流行のパワースポットとしても有名になっているようです。
いろいろ紹介されているサイトがありますが・・・
http://select100.pdc-web.jp/powerspot2010/detail/50
http://power-get.info/5/6/2.php
http://special.mapion.co.jp/local/powerspot/info/231/
位山はなぜ山かと言いますと、古くから天皇即位の際の「笏(しゃく)」をこの山の木から製作して献上していたことから、木を一位(いちい)、山を位山とされたようです。
もちろん平成天皇の時も、位山のイチイの木で献上されています。
位山にはピラミッド伝説があり、巨石群が複数の登山道周辺に鎮座しています。
数年前に岩の名前の看板が設置され紹介されていますが、鏡岩のように名前そのもので由来がわかるもの以外は、何故その名前となったのかは私自身調べた事がありません。
上の写真のように、巨石の上に杉の巨木が伸びている状況も至る所にあります。
この祠の周辺には、ストーンサークルのように巨石が密集しています。
尾根伝いの登山道のため、緩やかに登ったかと思えば、平坦になったりしますが、際だって急な場所はありません。
今年は、登山道周辺に雪が多く残っていて、途中の湿地帯がさらにぬかるんでいるという状況でした。
でも、ぬかるみを避けて何とか泥だらけにはならずに山頂を目指すことができました。
今日のメインの目的である「天の岩戸」は、私たちが登ってきたスキー場ルートと巨石群遊歩道との分岐点にあります。
位山が神の山であることの象徴でもある「天の岩戸」です。子供の頃は柵もなく、岩の横にもっと大きい祠がありましたが、現在はこのようになっています。
この「天の岩戸」がパワースポットとして紹介されています。
もちろん、お賽銭を入れお参りさせていただきました。
位山周辺には数々の伝説があります。この天の岩戸も有名な天の岩戸伝説があるわけですが、伝説は隣の久々野町にも及び、位山と谷一つ挟んだ舟山という山がありますが、それは神が乗ってきた船をひっくり返した形となっており。萩原町には神の飛行場を意味する「羽根」というがあり、国道41号線から益田川を挟んで、山の中なのにとても長い平地があります。
柵が立派なんですが、祠の上のトタン屋根はバランス悪い感じです。
天の岩戸から頂上までは、500mくらいです。