昨日から「東京荒川マラソン」中止のニュースがワイドショーなどでも取り上げられている。
マラソン大会には随分昔から参加したり関わっているが、こういう形での中止は確かに聞いたことが無い。
詐欺なのか・・・会場使用申請が下りていない・・というかそもそも申請されていたのか。
たった3人の主催者スタッフのうち、一人は休み中で、会場担当者は行方不明。
ボランティア50名は本当にいたのか。
http://arakawamarathon.atdawn.tokyo/大会HP
ワイドショーの取材を見ていると、主催者の住所にはそこに事務所はなく、郵便物の転送先は大阪。訪ねると誰もいない。
しかし、一方で主催者と名乗る男性は会場に姿を現している。
インタビューでは「マラソン大会をやってみたいという願望があって・・」という発言。
でもワイドショーの取材では過去に京都で大会をいくつか開催していることになっている。代表者の住所は京都である。
東京でマラソン大会をやってみたかったという「願望」だったのか。
謎だらけの出来事であるが、私も大会運営に携わっていることで言えるのは会場の使用許可というのは「一番最初にやること」であって、そこがなされていない時点で「開催する気があったのか」と言われても仕方がないこと。
今回の件で一番かわいそうなのは、中止を知らずに会場まで来てしまったランナー・・もちろん、準備してきた参加ランナー全員に思いがあったわけです。
この大会申し込みがランネットを通じて行われたことによって、ランネット側にも主催者をチェックすることが必要だったのでは・・という意見も出ている。
そういうことも必要になってしまうようなことであったとは思うが、そのことで新しいマラソン大会が開催しにくくなってしまうようなことがあってはならない。
いずれにしても、こういう大会をやってみたいという「願望」は私自身よくわかるし、小さな大会でも大会を開催することは本当に大変なことであって、そのことを知っている身としては、何とも気分の悪い出来事・・・。
参加費が無事参加者に返金されることを願います。