嘘だらけの日英近現代史/倉山満/扶桑社新書/2016
内容からすると、この本のタイトルは実は正確ではない。
英国史+日英外交史と名づけるべきだが、シリーズものの本なので、そうなっていることは仕方あるまい。
この本、頁数が300頁を越え、新書としては異色である。
満州事変前後の日英外交史を時系列的に網羅、大東亜戦争を日英差し違えた総力戦と評価する一方、英国の議会政治家たちの生きざま、日本国憲法が採用していると思われる憲法観など、1000円以下の本にしては盛りだくさんの内容がつまっている。
教科書的世界史はイギリスやフランスを軸とする西洋史で綴られる傾向にあるが、この本は、世界史の教科書に書かれていない本質を見据えており、その点において、倉山満の最高傑作だと言っていいと思う。
内容からすると、この本のタイトルは実は正確ではない。
英国史+日英外交史と名づけるべきだが、シリーズものの本なので、そうなっていることは仕方あるまい。
この本、頁数が300頁を越え、新書としては異色である。
満州事変前後の日英外交史を時系列的に網羅、大東亜戦争を日英差し違えた総力戦と評価する一方、英国の議会政治家たちの生きざま、日本国憲法が採用していると思われる憲法観など、1000円以下の本にしては盛りだくさんの内容がつまっている。
教科書的世界史はイギリスやフランスを軸とする西洋史で綴られる傾向にあるが、この本は、世界史の教科書に書かれていない本質を見据えており、その点において、倉山満の最高傑作だと言っていいと思う。
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