超マインドコントロール 日本人だけが知らない!日本と日本人の凄さ!/池田整治/マガジンハウス/2012
内容的には、「マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実」の続編。普通は、パート2シリーズものはパート1と比較して、質的にも内容的にも劣化するものだが、池田整治の場合は違う。この本の方が出来が良く、文章的にもこなれた書きぶりとなっている。
特に、一読すべき箇所は、セオドア・ルーズベルトについて書かれている箇所。日米開戦は、フランクリン・ルーズベルトが狂人レベルの反日政治家だったから起きたという歴史観が主流の中、半世紀前のセオドア・ルーズベルト大統領はハワイ併合に際して日本海軍の存在に苛立ったそうだ。出典記されていないが、ハワイ併合、日露戦争の講和調停役だったセオドア・ルーズベルト大統領について、より深く歴史研究する必要性を指摘する歴史書としても評価しうるのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます