私は、最近、世の中に出回っている新刊書の大半が、読む価値がない本か悪書であると思うようになった。
読む価値がないと判断する本とは、二番煎じの本、中途半端な入門書の類、それもゴーストライターが執筆したのではないかと推定される本のことである。
悪書とは、事実誤認の本、事実と推論と意見の混同が見られる本、都合良い論理だけで書かれた本、政治的洗脳や情報操作を意図した本のことである。
問題は、本を手にとって、読み進めた時に、読む価値がない本、悪書だと判断した時の対応処置である。その本を読むのをやめることを、その問題に気づいたその瞬間にスパッとやめられるかという問題である。
簡単にできることではないと思うが、よくよく考えていくと、価値がない本、悪書に係わり続けるだけ暇なのだろうか、目の疲れを押してまで読むべき内容なのだろうかと考えれば、答えは自ずと出てくる。
そして、悪書についてはなぜ悪書だと考えるのか、書評を書くことをおすすめする。そのことによって本の真贋を見分ける能力が磨かれるからだ。
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