世界の富の99%はハプスブルグ家と英国王室が握っている/真田幸光/宝島社新書/2012
一見、陰謀論めいた本であるが、著者は銀行家としての経験から、推論の位置づけで、世界の富の99%はハプスブルグ家と英国王室が握っているとする説を紹介している。
確たる証拠はない。が、スイスやオーストリアが永世中立国であったこと、スイスに名義人秘匿の巨額の預金があることなど、通貨、銀行取引にまつわるよもやま話から、ハプスブルグ家が英国王室並の資産がスイスの銀行にあると推測している。
ただ、この本には、残念ながら、日本の皇室の隠し口座については述べられていない。第一次大戦後の世界情勢などから、日本の皇室も、英国王室並でなくとも、相応の隠し資産があって不思議ではない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます