女給さんの書棚

職場は博多駅...でしたが現在は佐賀駅。甘い誘惑にめっぽう弱い和菓子店スタッフの日常。

少年のかわいい冒険譚

2007年10月30日 20時50分52秒 | ファンタジー
ブランコのむこうで (新潮文庫)
星 新一
新潮社

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星新一さんは、高校時代によく読んでいました。
主に、ショートショートばかりでしたが・・・
当時は、どちらかといえば、小説よりも、漫画の方が好きでした。

最近になって、また、久しぶりに星さんの作品を読もうと思い、
おそらく読んでいなさそうな長編を選びました。

ある日、学校の帰りにぼくは、自分にそっくりな少年を見かけ、
あとをつけて行くと、知らない人の家に閉じ込められてしまう。

ぼくが、おそるおそる家の中を振り返ると、そこは・・・

夢の国に迷い込んでしまった、ぼくの冒険を描いたファンタジーです。

少年の視点で描かれたかわいい叙述で、
哲学的なことなども、さらっと語られていたり、
夢の主の現実での姿を垣間見られたり、
少年と一緒に、夢の国を旅していきました。

夢の国の住人たちが、それぞれの役割を理解して、
演じたり、練習したり、努力している点では、
「ザンス」の催眠ひょうたんの世界と、少し似ているかも?

物語の感想とは別に、
この物語は、かわいくて、賢そうな子役がいたら、
即、深夜の連ドラになりそう・・・
なんて、変な妄想がふくらんでしまった作品でもあります

コメント (2)
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ザンス

2007年02月07日 18時35分13秒 | ファンタジー


学生時代、一応、英文学というものを学んでおりました。
アリスやマザーグースなどの、言葉遊びや駄洒落は、
普通に辞書を引いても、訳せなかったりして、厄介でしたが、
逆に、辞書って楽しい!かも?と、横道にそれてしまったりしていました。

そんなときに、このザンスシリーズに出会いました。
近所の古本屋です。
それまでは、星新一さんや赤川次郎さんなどを読んでいました。
なぜ、そのときファンタジーを読もうと思ったのかは、よくわかりません。
数あるファンタジーの中で、「カメレオンの呪文」を手に取ったのは、
単純に、何かの賞を受賞と書いてあったからです。

はじめに、読み始めたときは、わかりませんでしたが、
ザンスは、各所に駄洒落が形を持って存在する世界でした。
翻訳者の方が、日本のものに置き換えるのに、
非常に苦労されるほど・・・
もちろん。いわゆる、ファンタジーの世界の先住人たちは、
当然のごとく、存在します。

この世界では、力の大小こそあれ、登場人物たちはなにかしらひとつだけ、
魔法の力を持っています。
そして、この世界のルールで、おなじ魔法が重複することはないのです。
主人公は、多少の例外を除き、毎回変わります。
駄洒落に隠されていますが、
魔法や、翼などの身体的特徴や部族の特徴などは、
マンダニア的(ザンスでは、魔法のない世界を「マンダニア」と呼んでいる)に
表現すれば、個性や能力の暗喩で、
登場人物たちは、きわめて現実的な問題に、現実的に取り組み成長していきます。

誰にでも、何かしらの取柄はあるのだ、今なくても、きっと見つかるのだと、
希望が持つことができました。

   『魔法の国ザンス』 シリーズ  ピアズ・アンソニー 著
        1. カメレオンの呪文
        2.魔王の聖域
        3.ルーグナ城の秘密
        4.魔法の通廊
        5.人食い鬼の探索
        6.夢馬の使命
        7.王女とドラゴン
        8.幽霊の勇士
        9.ゴーレムの挑戦
       10.悪魔の挑発
       11.王子と二人の婚約者
       12.マーフィの呪い
       13.セントールの選択
       14.魔法使いの困惑
       15.ゴブリン娘と魔法の杖
       16.ナーダ王女の憂鬱
       17.名誉王トレントの決断

はじめの方は、例のごとく、黄色の古本屋行きとなってしまいました。
あれだけ、書店めぐりしていたのに、17巻が出ていることに気づきませんでした。
トレント、ビンクなど、初期メンバーがお気に入りなのですが・・・

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ポルおばさん

2007年02月07日 17時19分26秒 | ファンタジー


書店で見つけたときは、うれしかったのですが、
正直、困りました。
なんと、1巻が、ないのです。

次に、見つけたときに、また困りました。
はて、私は、どっちのシリーズの何巻を持っているのだ?

さて、写真に収めている分で全部なのか?

残念ながら、ベルガラスとポルガラの物語は、まだ、開いておりません。
「ベルガリアード物語」、「マロリオン物語」を夢中で読んでいたのは、
ひと昔前のことです。
それらは、スパーホークとともに、前回の引越しの際、
黄色いリサイクル本屋行きとなりました。

長い長い、物語なのですが、いちばん印象に残っているのは、
やってはいけない魔法があって、それは、人物の”消去”。
ある人物に「消えろ」と念じると、魔法をかけたほうが”消去”されてしまう。
現実世界でも、同じですよね。

最近では、ミステリーを読む機会が多いのですが、
このような、世界観のしっかりした長編を読むときは、
ゆっくりと、時間をとって、どっぷりつかりたいと思っています。


      ~ ~ ~ デイヴィッド & リー ・ エディングス 著 ~ ~ ~        
                                                                                                     
         『魔術師ベルガラス』 全3巻                                                 
           ①銀狼の花嫁 ②魔術師の娘 ③王座の血脈                         
                                                                                                   
         『女魔術師ポルガラ』 全3巻                                                
           ①運命の姉妹 ②貴婦人の薔薇 ③純白の梟                        
                                                                                                    

            ~ ~ ~ デイヴィッド ・ エディングス 著 ~ ~ ~           
                                                                                                    
         『ベルガリアード物語』 全5巻                                              
           ①予言の守護者 ②蛇神の女王 ③竜神の高僧                   
           ④魔術師の城塞 ⑤勝負の終り                                           
                                                                                                    
         『マロリオン物語』 全5巻                        
           ①西方の大君主 ②砂漠の狂王 ③異形の道化師        
           ④闇に選ばれし魔女 ⑤宿命の子ら                 

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ファンタジー

2007年01月21日 14時49分16秒 | ファンタジー
おととい、シリーズ物のミステリーを探しに、
本屋さんに行ったとき、いっしょに買ってしまいました。
雑誌の多い我が家、
本棚からあふれた本ですごいことになっているにもかかわらず。

ファンタジーも好きなんです。
お気に入りは、長編でシリーズ物が多いので、
最近はちょっと、お休み中です。
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「泣かないで」 by kaede