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男性の性犯罪被害を考える~西日本新聞~

2017年08月05日 | 日記

 

 

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男性の性犯罪被害を考える<上>たらい回しにされたSOS 「壁」を取り払った改正刑法
https://goo.gl/7DsieF


一部引用
改正刑法が13日に施行され、男性もやっと女性と同等に、性犯罪の被害者として法的に認められる。
明治時代の制定以来、約110年ぶりの大幅改正。女性に限られてきた「強姦(ごうかん)罪」が「強制性交等罪」
になり、被害の内容が広く捉えられるためだ。
しかし男性被害者は「見えない存在」とされてきただけに、課題は多い。

九州に住む家族には相談できない。消えてしまいたいという絶望の中、小田さんはツイッターで心情を吐露した。
気付いた知人が、性被害者に医療や法的な情報を提供する「ワンストップ支援センター」があることを教えてくれた。
匿名で相談のメールを送った。返信に書かれた電話番号にかけると、初めは優しかった女性相談員の声が、
小田さんの低い声を聞いた瞬間、冷たくなった。「ご用件は何ですか」
経緯を話すと「うちではどうにもできません」と警察署への相談を促された。
警察署に電話すると、被害状況を確認するため「診断書を取って」と総合病院の電話番号を伝えられた。
病院に電話し「性被害に遭ったので診断書がいる」と伝えると、男性なのに産婦人科につながれ、断られた。
たらい回しにされるSOS。もうやめよう、と思った。
友人の強い勧めで大学のカウンセリングを受けたのは、被害から5日後のことだった。

ただ、内閣府作成の「開設の手引き」では、センターの支援対象は「急性期(被害後1~2週間程度)の女性被害者」とするにとどまっている。
支援に関わる病院は産婦人科がある病院とし、男性被害者には「情報提供など、できるかぎりの対応を」と短く記しているだけだ。
センターには男性からのいたずら電話もあり、男性相談者への対応は差があるのが現実という。







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男性の性犯罪被害を考える<下>はびこる偏見「誰か信じて」 相談・支援する態勢充実を
https://goo.gl/WXcUfG


一部引用
被害者を女性に限っていた「強姦(ごうかん)罪」を廃止し、男性も対象とする「強制性交等罪」を新設した改正刑法が13日に施行される。
新たに男性も女性と同等に性被害者として認められるようになった。
しかし現段階では、(上)で書いたように、男性の被害者に対して支援態勢はほとんど整っていない。
「男性が性被害に遭うはずがない」など社会の偏見も根強く、課題は山積している。

友人や相談先の人たちは、支えてくれる人と傷つける人にはっきり分かれた。

その境界線は、被害を信じたかどうか、だった。

男性の性被害者の自助グループ「RANKA」主宰の玄野(くろの)武人さんは、「男性は性被害に遭わない」「性被害に遭っても傷つかない」
「傷ついても支援などいらない」
という三つの強固な偏見が、男性被害がなかなか信じてもらえない根底にあるとみる。
自身も女性3人から性被害を受け、回復に16年かかった。年に1度、男性被害者の集いを開く。
2011年には「男性の性被害者から相談を受ける電話相談員のための指針」を作成した。受診すべき診療科など実務で役立つ情報のほか、
社会に広がっている「加害者は同性愛の男性(ばかり)」「勃起や射精は合意の印」などのイメージは偏見だと、丁寧に説明している。

被害者の中には「性被害は男の恥だ」と思い込んで打ち明けられない人も多いという。
玄野さんは「支援で大切なのは、被害を理解してくれる家族や友人の存在。それを得て初めて、回復への決意ができる」と語る。




 


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2017年08月05日 | 日記

 

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