その世はどのように終わりますか Ⅰ
聖書は何と述べているか
その終わりには,大きく分けて2つの局面があります。まず,神は,「大いなるバビロン」という名の娼婦,つまり偽りの宗教組織全体を滅ぼします。
『7つの鉢を持つ7人の天使の1人が来て,私にこう言った。「来なさい。多くの水の上に座る大娼婦に対する処罰を見せましょう。地上の王たちは彼女と性的に不道徳な行為をし,地上に住む人々は彼女の性的不道徳のぶどう酒に酔わされました」。そして天使は,聖なる力によって私を荒野に連れていった。そこで私が見ると,女が緋色の野獣の上に座っていた。野獣は神を冒瀆する名で覆われており,7つの頭と10本の角があった。
女は紫布と緋色の布の衣服を着て,金と宝石と真珠で身を飾り,金の杯を持っていた。その杯は,極めて不快なものと彼女の性的不道徳の汚れで満ちていた。女の額には謎めいた名が書かれていた。「娼婦たちと地上の極めて不快なものの母,大いなるバビロン」という名である』。
(黙示録・啓示 17:1~5)
「こういうわけで,一日のうちに彼女の災害,すなわち死と悲しみと飢きんとが臨み,そして彼女は火で1焼き尽くされるであろう。彼女を裁く主なる神は,強いからである」。
(黙示録・啓示 18:8)
この娼婦は,神への忠節を公言する一方で,世の政治指導者たちと関係を持ってきました。しかし,まさにその支配者たちが娼婦に襲いかかります。
「彼らは娼婦を憎み,荒れ廃れさせて裸にし,その肉[つまり,富]を食いつくし,彼女を火で焼き尽くす」のです。
「そして,あなたが見た10本の角と野獣は,娼婦を憎み,破滅させて裸にし,彼女の肉を食い尽くし,彼女を火で焼き尽くします」。
(黙示録・啓示 17:16)
次に神は,「人の住む全地の王たち」,つまり政治支配者たちに注意を向けます。それら支配者たちは邪悪な人々と共に,「全能者なる神の大いなる日の戦争」で滅ぼされます。その戦いは別名「ハルマゲドン」です。
「それらは邪悪な天使たちの息であって,奇跡を行い,全世界の王たちのもとに向かう。全能の神の大いなる日の戦争に王たちを招集するためである」。
(黙示録・啓示 16:14)
『汚れた霊どもは,ヘブライ語で「ハルマゲドン」と呼ばれる所に,王たちを集めた』。
(黙示録・啓示 16:16)
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