神は愛 白髪は美の冠 白髪は輝く冠 

聖書の音信、日々のニュース関連を書いています。

「高校行かせねえ」「地獄見せる」=自白強要で取り調べ録音公開

2017年08月10日 | 日記
2017/08/10 に公開

警視庁高井戸署が中学3年生に対する取り調べで「認めなければ高校へは行かせない」

などと言ってうその自白を強要した問題で、男子生徒2人=いずれも(16)=の父親らが10日、

東京都内で記者会見し、警察官が大声で自白を迫る様子を録音した音声を一部公開した。
 2人は2015年12月、万引き事件で検挙された同級生が「万引きを強要された」

と話したことから、同署へ出頭を求められ約2時間、取り調べを受けた。

【時事通信映像センター】

 


福島の現実――福岡百子の声 戦争や事故、災害の犠牲者を忘れない

2017年08月07日 | 日記

 

下記、記事はブログ管理者の愛和さんの許可をいただき
転載しています。
福島の現実を知ってほしいです
「福岡百子の声福島の現実」

 

戦争や事故、災害の犠牲者を忘れない


今日、8月6日は広島原爆の日です。亡くなられた沢山の御霊のご冥福をお祈り申し上げながら、ご遺族の苦悩と今なお原爆の後遺症で苦しんでおられます方々に癒しと健康のご回復を願い、痛みに心を合わせつつ、お祈り申し上げながら過ごさせていただきたいと思います。
8月は、亡くなられた先祖の方を思い、先祖が日頃私達を守ってくださっていることに感謝をし、先人のご冥福をお祈りする日でもあります。私達が命あるの は、そして平和に過ごすことが出来るのは、先人達が積み重ねてくださった苦労と汗の結晶であり、時には命を張って守ってくださった長い歴史を思い出さなけ ればならないのだと思います。私の存在を考える時、両親の愛と人生を思い出します。私が幼い時から今日までお世話になった方々を思い起こしますと、私一人 では生きてこられなかったことを思い出します。一人の存在の影には、沢山の方々の支えと守りと愛の天使のような方々がおられました。皆様も、誰かに守られ 支えられ、愛されて生きてきたと思います。私を守ってくださった亡くなった恩人は、今も私を天から守ってくださっていると伺いました。
ご供養とは、亡くなった恩人を思い出すこと、ご恩に感謝する事、そしてこれからも守って戴くように願うことではないでしょうか?と思います。

 


【核廃絶を願って】


沢山の方々が戦争で命を失いました。戦争の犠牲者は余りにも多いです。6月23日は、沖縄戦没者慰霊の日です。18万人が戦争で亡くなったとのことです。 8月6日は広島原爆の日です。8月9日は長崎原爆の日です。今なお多くの方が苦しんでおられます。私達は犠牲者のことを忘れてはならないと思います。1年 前オバマ元大統領は、広島原爆慰霊碑で献花された後、静かに目を閉じて黙祷され、その後17分の演説をされました。
「彼らの魂が私達に語りかけます。私達に内省し、私達が何者なのか、これからどのような存在になり得るのかをよく考えるように求めているのです。・・・私 達の考えや想像力、言語、道具を作る能力、自然を自らと区別して自らの意思の為に変化させる能力といったものこそが、とてつもない破壊能力を私達自身にも たらすのです。・・・私達の国家を破壊能力によってではなく、何を築き上げるかで定義づけるのです。私たちは一つの人類の仲間として互いの関係を作り直さ なければなりません。・・・普通の人はもう戦争を望んでいません。科学の脅威は人の生活を奪うのでなく向上させることを目的にしてもらいたいと思っていま す。・・・広島と長崎が私たちが道徳的に目覚める事の始まりとして知られるような未来なのです。」

(2016年5月28日、朝日新聞朝刊、東京本社引用)


2016年5月27日、原爆慰霊碑を訪れる前に、広島の原爆資料館を訪れたオバマ元大統領が「少し手伝ってもらったけど、私が作りました」と差し出された 2羽の折り鶴(梅や桜の美しい和紙で作った折り鶴)を私達はテレビで見て、心から感動して、私達は平和を誓いあい、広島から世界に向けて核廃絶運動を起こ すのだと確信していました。
しかし、あの確信や情熱はどうしたのでしょうか? 世界も日本からの核廃絶発信を期待していたと思います。今ではオバマ元大統領の志も、日本国民の期待も、広島、長崎原爆被災者の願いも、福島原発被災者の苦悩や犠牲も無視されてしまったのでしょうか? 
日本は世界で唯一の被爆地です。日本が発信せずどこがするのでしょうか?

【福島原発被災者の声】


《大熊町、79才の男性からの手紙》


「避難者の方々の我慢も限界です。もうしばらく辛抱しよう、と支え合っておりますが、最近、我慢の限界で亡くなられた方が多くなりました。この6年で妻の 兄姉4人と私の姉1人を失くしました。みんなストレスを抱え、死ぬために避難をしているみたいです。私の友達も大熊に帰ることを希望していましたが、帰る ことが出来ず亡くなりました。最近、亡くなる人が多くて毎日誰かが亡くなっています。しかも突然死で、脳梗塞や心筋梗塞も多いです。皆がストレスを抱えて いるから。私の友達もこの1年の間にほとんど亡くなりました。近くにいた友達まで最近亡くなってしまい、今日は一番の親友の死亡連絡がありました。本当に 残念無念です! 寂しいです。友達は誰もいなくなり、私だけが残っています。明日は自分かと考えると本当に寂しいです。夜になると時々思い出します。生き ていても何一つ良いことがありません。 
私は大熊には放射能で住めませんが、月1回、大熊の自宅に片付けの為に、この頃1人で帰宅しています。大熊まで往復4時間かかります。高齢にはきついです が、何が安心?と。周りをみれば、昔のことを思い出し、その楽しみの為に出ていくのです。周りにはイノシシ、キジ、サルが沢山います。たまに地区のいろん な人に会えるのが一番の楽しみです」。


《浪江町、主婦、58才》


「墓参りは震災後、一度も行ったことがありません。何故なら墓は壊れているし、放射能があるので入れないのです。今年、仮設を出て復興住宅に入ったけど、 仮設とは違い、人に会わなくなりました。話す人がいなくなって寂しい。こもってしまう。孤独です。歩かなくなったら、膝に水がたまった」。

 

 

《大熊町、夫婦、81才》


「私の自宅は原発から6キロで、原発は目の前です。放射線が強いので、何も自宅から持って来られない。大熊は40年帰れないと言われた! 東電から賠償金 申請の為に自宅の写真を出すように言われたけど、放射線量が強いので、私達は写真を撮りに行くことが出来ない。今ではイノシシ等がいて怖い。梨畑があり、 家も土地もあるので東電に申請したいけど、東電も大熊役場も私達には何もしてくれない。私達が自分でしなければダメのようだ。いくら言ってもしょうがない ので、賠償金申請を諦めることにした。何故なら夫婦は高齢だし、夫は肺を患っているし、夫婦は足腰悪くて動けないから! 自分達では何も出来ない! 家も 自分で見つけるように言われた。大熊は何もしてくれない!」

 

 

《葛尾村、男性、60代》


「最近、口内炎が2ヶ月続いて、食べることも、話すことも出来なかった。震災後、自分の免疫力が下がったのを感じる。放射能の影響だと思う。当時、髪が抜 けたり、産毛が抜けて湯船にプカプカしてたことがあった。風邪も治りにくくなったり、鼻血も出た。甲状腺が悪くなった仲間もいる。福岡さん。あなたも放射 能の影響を受けてるのではないですか? 当時、ホットスポットの所もあったし、風で日本全国に放射能は流れたから。」

 

 

【自分の欲ではなく、思いやりを】


皆様、東北の方々は先祖や家族、仲間を大切にされる方々で、特にお盆には里帰りをして、家族親族が実家に集まりお坊さんを自宅に招いて共に祈り、共に墓参 りをした後に、食事を囲みながら先祖の思い出話や、互いの健康の確認や情報交換を合い、絆を深め、幸せを祈り合うのを常にして来ました。それが東北のお盆 でした。しかし、この家族の幸せと絆を分断し、引き裂いてしまったのは、原発事故です。原発を許す限り、同じ不幸は続いて行き、明日は同じ事が私達の住ま いに起こるかも知れません。
日本は火山も多く、予期しなかった豪雨や土砂崩れ、地震、津波、竜巻、高温、熱帯化、と大きく地球変動しています。私達は発展や便利も大切でしょうが、こ れからは質素で平穏な生き方、又、自分の欲ではなく、“思いやりと暖かな心”を心がけるようにして、これからの世を、どのようにして生きたらよいのかを、 ご一緒に考えては如何でしょうか? 

 

互いのSNSや、友達との会話の中で。
台風や豪雨の災害で苦しんでいらっしゃる方々に。孤独な福島原発被災者に、手を差し伸べてくださいますようにお願い申し上げます。

 

 

 

【ご支援のお願い】

皆様、福島被災者の現状は想像以上に厳しく、残酷だと思います。何とかしてやれないものでしょうか? あまりにも荷は重すぎると思います。被災者は仮設を 出た、これからが大変です。どうかあなたの力で少しでも被災者を支えてくださいますよう、お願い申し上げます。切に宜しくお願い申し上げます。皆様がいつ までも被災者の仲間、心強い支え手であってくださいますように! 

〈お問い合わせ〉福岡百子 

携帯メールf.mom.1941@ezweb.ne.jp 
携帯電話080-5547-8675
FAX     047-346-8675


(恐れ入りますが、これらの連絡につきましては午前11時~午後5時半までの間に頂けますようお願いいたします。
なお、すぐにご返事ができない時もありますので、申し訳ございませんが、再度ご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。)

 

 

 

 

 

 


偶像を造ってはならない。偶像に身をかがめてならない・・・聖書

2017年08月07日 | 日記

 

『あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。
それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、
わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである』。
聖書(出エジプト記 20:4~20:6)



『あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。
あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。
わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える』。
聖書(出エジプト記 20:4~20:6)





『あなたは自分のために、上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水の中にあるものに似せたいかなる彫刻像や形も作ってはならない。
それに身をかがめてはならず、さそわれてそれに仕えてもならない。
あなたの神であるわたし(ヤハウェ・エホバ)は全き専心を要求する神であり、わたしを憎む者については父のとがに対する処罰を子にもたらして三代、四代に及ぼし、
わたしを愛してわたしのおきてを守る者については愛ある親切を千代にまで施すからであるである』。
聖書(出エジプト記 20:4~20:6)

 



「あなたは彼らの“神々を拝んで”はならない。これに仕えてはならない。
また彼らのおこないにならってはならない。あなたは彼らを全く打ち倒し、その石の柱を打ち砕かなければならない」。
聖書(出エジプト記 23:24)

 


 
「彼らの“神々に身をかがめたり”、さそわれてそれに仕えたりしてはならない。
また、彼らが作るものと似たものを作ってはならない。むしろ、必ずそれを打ち倒し、必ずその聖柱を打ち崩すように」。
聖書(出エジプト記 23:24)




「あなた方は自分のために無価値な神々を作ってはならない。自分のために彫刻像や聖柱を立ててはならない。
見せる物としての石をあなた方の土地に置いて、それに向かって“身をかがめてもならない”。わたしはあなた方の神(ヤハウェ、エホバ)なのである」。
聖書(レビ記 26:1)

 


「あなたがたは自分のために、偶像を造ってはならない。また刻んだ像も石の柱も立ててはならない。
またあなたがたの地に石像を立てて、それを“拝んではならない”。わたしはあなたがたの神、主だからである」。
聖書(レビ記 26:1)

 



それであなたがたは道を誤って、自分のために、どんな形の刻んだ像をも造ってはならない。男または女の像を造ってはならない。
すなわち地の上におるもろもろの獣の像、空を飛ぶもろもろの鳥の像、地に這うもろもろの物の像、地の下の水の中におるもろもろの魚の像を造ってはならない。
あなたはまた目を上げて天を望み、日、月、星、すなわちすべて天の万象を見、誘惑されてそれを拝み、それに仕えてはならない。
聖書(申命記4:16~4:19)




滅びとなるようなことをせず、自分たちのために彫刻像を作ったりすることのないようにしなければならない。
すなわち、どんな象徴の形も、男や女の表象も、地にいるどんな獣の表象も、天を飛ぶどんな翼を持つ鳥の表象も、
地面を動くどんなものの表象も,地の下の水の中にいるどんな魚の表象も。
また、目を天に上げて太陽と月と星を、天の全軍を見、たぶらかされてそれらに身をかがめたり、それらに仕えたりすることのないように。
聖書(申命記4:16~4:19)





「あなたは自分のために彫刻像を、すなわち上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水の中にあるものに似せたいかなる形も作ってはならない」。
聖書(申命記5:8)


「あなたは自分のために刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水の中にあるものの、どのような形をも造ってはならない」。
聖書(申命記5:8)

 

 

 

                 

 

 

 

 

 




失敗・・・聖書

2017年08月06日 | 日記

 

「失敗」

その言葉について考えることさえ嫌かもしれません。しかし、だれでも時には失敗します。
学校の試験で落第点を取る、皆の前で恥をかく、大事な人をがっかりさせる、道徳上の誤りを犯すなど、どんな失敗であっても惨めな気持ちになりがちです。



他の人と不釣り合いな比較をして悩んだりしないことです。
「自分をほかのだれかと比べないようにしています。みんなそれぞれ違う長所や能力があるからです」。
「各人は自分の業がどんなものかを吟味すべきです。そうすれば、他の人と比べてではなく、ただ自分自身に関して歓喜する理由を持つことになるでしょう」。



「自分の限界を知る」

失敗する可能性を減らす一つの方法は、分別のある慎み深い目標を定めることです。
「知恵は、慎みある者たちと共にある」と聖書は述べています。
聖書(箴言 11:2)

「痛手に先立つのは驕り。つまずきに先立つのは高慢な霊」

聖書(箴言16:18)

慎みのある人は、自分の限界をわきまえています。
確かに、自分の技術や能力を向上させるために、時には自分自身に挑戦するのも良いでしょう。
しかし、現実的であってください。あなたは数学の達人ではないかもしれず、花形運動選手のように身のこなしが軽くないかもしれません。
マイケルという青年はこう認めています。
「自分はスポーツが得意ではないと分かっています。ですから,スポーツをしても、失敗するような状況に身を置かないようにします」。
マイケルの説明によると、「自分が達成できる目標を定める必要があります」。

脊椎披裂と脳性麻痺に苦しんでいる14歳のイボンヌの態度について考えてください。こう述べています。
「わたしはほかの人みたいに歩いたり踊ったり走ったりできません。みんなができることができないので、いらいらすることもあります。
ほとんどの人は理解してくれません。でもそういう気持ちに対処することはできます」。
イボンヌのアドバイスはこうです。「やめないでください。努力を続けるのです。失敗したりうまくいかなかったりしても、あきらめないことです。精一杯がんばり続けましょう」。


「失敗を乗り越える」

もちろん、比較的小さな失敗であっても傷つく場合があります。
乗り越えるのに何が助けになるでしょうか。まず、自分の間違いを直視することです。
マイケルはこう勧めています。
「自分は何をしてもだめだと考えるのではなく、何に失敗したのか、原因は何かということを見極めます。そうすれば次回はもっとうまくいきます」。

また、自分のことを深刻に考え過ぎないことです。「笑うのに時があり」
それには自分について笑うことも含まれるでしょう。聖書(コヘレトの言葉・伝道の書 3:4)

 

 

 

                  

 

 

 

 

 


男性の性犯罪被害を考える~西日本新聞~

2017年08月05日 | 日記

 

 

【クリック】

男性の性犯罪被害を考える<上>たらい回しにされたSOS 「壁」を取り払った改正刑法
https://goo.gl/7DsieF


一部引用
改正刑法が13日に施行され、男性もやっと女性と同等に、性犯罪の被害者として法的に認められる。
明治時代の制定以来、約110年ぶりの大幅改正。女性に限られてきた「強姦(ごうかん)罪」が「強制性交等罪」
になり、被害の内容が広く捉えられるためだ。
しかし男性被害者は「見えない存在」とされてきただけに、課題は多い。

九州に住む家族には相談できない。消えてしまいたいという絶望の中、小田さんはツイッターで心情を吐露した。
気付いた知人が、性被害者に医療や法的な情報を提供する「ワンストップ支援センター」があることを教えてくれた。
匿名で相談のメールを送った。返信に書かれた電話番号にかけると、初めは優しかった女性相談員の声が、
小田さんの低い声を聞いた瞬間、冷たくなった。「ご用件は何ですか」
経緯を話すと「うちではどうにもできません」と警察署への相談を促された。
警察署に電話すると、被害状況を確認するため「診断書を取って」と総合病院の電話番号を伝えられた。
病院に電話し「性被害に遭ったので診断書がいる」と伝えると、男性なのに産婦人科につながれ、断られた。
たらい回しにされるSOS。もうやめよう、と思った。
友人の強い勧めで大学のカウンセリングを受けたのは、被害から5日後のことだった。

ただ、内閣府作成の「開設の手引き」では、センターの支援対象は「急性期(被害後1~2週間程度)の女性被害者」とするにとどまっている。
支援に関わる病院は産婦人科がある病院とし、男性被害者には「情報提供など、できるかぎりの対応を」と短く記しているだけだ。
センターには男性からのいたずら電話もあり、男性相談者への対応は差があるのが現実という。







【クリック】
男性の性犯罪被害を考える<下>はびこる偏見「誰か信じて」 相談・支援する態勢充実を
https://goo.gl/WXcUfG


一部引用
被害者を女性に限っていた「強姦(ごうかん)罪」を廃止し、男性も対象とする「強制性交等罪」を新設した改正刑法が13日に施行される。
新たに男性も女性と同等に性被害者として認められるようになった。
しかし現段階では、(上)で書いたように、男性の被害者に対して支援態勢はほとんど整っていない。
「男性が性被害に遭うはずがない」など社会の偏見も根強く、課題は山積している。

友人や相談先の人たちは、支えてくれる人と傷つける人にはっきり分かれた。

その境界線は、被害を信じたかどうか、だった。

男性の性被害者の自助グループ「RANKA」主宰の玄野(くろの)武人さんは、「男性は性被害に遭わない」「性被害に遭っても傷つかない」
「傷ついても支援などいらない」
という三つの強固な偏見が、男性被害がなかなか信じてもらえない根底にあるとみる。
自身も女性3人から性被害を受け、回復に16年かかった。年に1度、男性被害者の集いを開く。
2011年には「男性の性被害者から相談を受ける電話相談員のための指針」を作成した。受診すべき診療科など実務で役立つ情報のほか、
社会に広がっている「加害者は同性愛の男性(ばかり)」「勃起や射精は合意の印」などのイメージは偏見だと、丁寧に説明している。

被害者の中には「性被害は男の恥だ」と思い込んで打ち明けられない人も多いという。
玄野さんは「支援で大切なのは、被害を理解してくれる家族や友人の存在。それを得て初めて、回復への決意ができる」と語る。