花とタヌキとプーリップ

あれは6年前、←毎年ココだけ書換 ヂュオラーが初めてウチにやって来て。以来、どっプリプ人生の始り々。時々ハンター人生。

アタゴオルの冬支度・・・えー、いまさらぁ~?

2007年12月17日 22時10分44秒 | プーリップ

このごろは、街の景色も道行く人の装いも吐く息さえも,すっかり冬模様。
様、お寒うございますね。風邪などお召しになられてませんかな?
たぬぅは寒がりなのでフリースの上にフリースを着るという(もちろん家の中で)
暴挙にでております。

『たぬぅ・・・寒い。』

『え、は?ほぇほぇ?』


雪華綺晶『もう12月なのに、ノースリーブのまま・・・・・。』

        

たぬぅ『スマンのう、きらきー。(雪華綺晶の愛称)10月からこっち、
     ずっとそのお洋服だもんねぇ。』

雪華綺晶『うん・・・お気に入り・・・・・。』

たぬぅ『ははは。きっと君に似合うと思って手に入れたのだよ、シータ。』

雪華綺晶『シータ? 誰?』

    (このワンピは去る10月のIDollイベントにて、
     『soleil』というディーラー様のところで買いました。
     ワンピに使った布地もエレガントでしたが、なんといっても
     オーガンジーリボンの薔薇がとてもステキです。)

     『でも、さすがに寒いよね。あったかいお洋服と取り替えようか。』

雪華綺晶『 雪華綺晶は・・・特にスカートの裾にある白薔薇がお気に入り・・・・。』

たぬぅ『コイツ。聞いちゃいねぇ・・・。』

雪華綺晶『 あと、ウェストのレースも好き。・・・・・・・寒い。』

たぬぅ『だからー。お洋服、長袖のに着替えようよ。』

雪華綺晶『 いや。雪華綺晶は、この服がいい。・・・・・・・寒い。』

         

たぬぅ『ぅうむ。なんちゅうワガママな。
    寒いとかなんとか言っちゃって、全然平気そうじゃん!
    ニュー アストラルボディはダテじゃない、てか。
    (原作に出てくるきらきーは実体をもたない幽体ボディ。) 』
     ※ きらきーのこのボディはデフォルトです。プーリップ3rdボディ。念のため。

雪華綺晶『
 雪華綺晶は、からだをもっている。素敵なからだ、私のからだ。
       でも、からっぽの器ではない・・・だから寒い。』


たぬぅ『ぅわ。ヘリクツこね始めちゃったよ。』
    『・・・わかった。じゃあ、その服の上に着るような何かをこさえよう。』
    『ソレでよい?』
   

雪華綺晶『 うん。よい。』

と、言う訳で・・・・・。
サコサコサコ・・・・・・サコサコサコ・・・・半日位サコサコサコ・・・・・。
編み物の開始です。


閑話休題ですが、『アタゴオル/ますむらひろし著』っていう漫画が
あります。
ヒデヨシという、天下ゴメンの迷惑でぶネコと、テンプラくんや(マトモなヒト)
パンツさんや(マトモなネコ(名前以外))ツキミ姫(マトモな精霊?の王女)、
唐あげ丸さん(マトモと非マトモを揺れ動く天才ヴァイオリニストのネコ)など、
ヒトとネコとソレ以外が微妙に入り乱れて住んでいるアタゴオルという世界
の日常と非日常を描いた物語です。

そのなかで、編み物の話がでてきます。
(メディアファクトリーコミックスから出版されているものだと6巻です。)
原っぱに毛糸をいれたガラスの瓶が置いてあって、その毛糸の先は木の枝に
ひっかかっています。
毛糸売りのネコのじいさんが横笛を吹くと、それに合わせて木の枝が毛糸を
編むのです。
サコサコサコサコ・・・・・・。
冬のだだっぴろい原っぱに、ひょぉう、と風が吹くと、別の瓶にはいっている
色違いの毛糸が(たぶん、種類も違う)木の枝にふわりと架かります。
すると木の枝は、その毛糸を混ぜて編み始めます。
サコサコサコサコ・・・・・・。
木の枝は、吹く風とネコじいさんの笛の音に合わせて素敵な模様を編み込
んで
いきます。
こうして風と木が、セーターやら、帽子やら、マフラーやらをこしらえてゆくのです。
春の風だったり、夏の涼風や山間を渡る風だったり、海辺を通り抜ける潮風も・・・。
ちなみにこのネコのじいさん、嵐の夜に酔っ払って編んだものも売っていたりします。
いいのか、ネコじいさんよ。
そうやって編まれたものを身に着けると、アラ不思議。
風が吹くたびに身体がポカポカ暖かくなるのです。
(どんな風が吹いても暖かい毛糸で編まれたものと、着ているヒト(ネコ)が何かを思い浮かべたときに、それがある方向から吹く風が暖かく感じる毛糸で編まれたものとがあるみたいです。)


たぬぅ『そぉ~んな不思議なマフラーがほしい。そぉ~んな不思議な帽子も
    欲しい


・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・。

たぬぅ『できた!』

                                                 

たぬぅ『ホレ、着てみるがよい。』


雪華綺晶『 たぬぅ。・・・・・・・寒い。』

たぬぅ『え?!寒いワケがなかろう?あったかウール100㌫だぞ。』

雪華綺晶『 ・・・寒い・・・・。』

たぬぅ『!!。くっ、寒いのはたぬぅの腕とな。』


  
ただのメリヤス編み『のみ』

雪華綺晶『 ・・・やっとわかったか、たぬぅ。』

雪華綺晶『 あ、・・・雪の結晶のブローチ・・・。』

たぬぅ『はっはっは。気がついたか!オリゼーではないぞ。』
                      知らない方、ゴメンなさい。

雪華綺晶『 たぬぅ、ゴマかしてる。』

たぬぅ『くっ!イタイところを!ブローチとレースで飾らないと超地味なんじゃ。』
    『ソレっが~どうした~文句があるか~~~~

雪華綺晶『 歌ってゴマかしてる。・・・・・でも、ありがとう・・・・・・・。』
                        たぬぅは歌っていて気がついていない。