花とタヌキとプーリップ

あれは6年前、←毎年ココだけ書換 ヂュオラーが初めてウチにやって来て。以来、どっプリプ人生の始り々。時々ハンター人生。

苺田さんの話2(やっと本題さ)

2007年12月31日 01時56分00秒 | プーリップ

さてさて、前回の続き。
『ゆめみ亭』さんにてガシィィッ!っと、パンダの箱を掴みレジダッシュした所から。

        
        
この時かなり、「チョットこのひとアブナぃんじゃない?」的な状態のたぬぅでしたが、
ゆめみ亭ご亭主は(店長さんのことです・・・イヤ、ホレ、お店の名前がゆめみ『亭』
なんでナントナク。
)親切に対応してくださいました。
お店のガラスケースに居る、オリジナルドレスを着た
ぷちカスタムのパンダちゃんを見せてくださり、パンダはどんなドレスも着こなす事、
また、カスタムする時の眉の書き方などを教えてくださいました。
眉毛を描くのは色鉛筆でいいのだそうですが、水性色鉛筆じゃないとダメなんだそうな。
なんでも油性は本体に滲んで色移りするらしい。
・・・・・!カスタムする前に知ることができてよかった!!
     どうやらたぬぅは、正月休みを使ってカスタムしようと企んでいたらしい。
(ちなみに、たぬぅはボディとウィッグしかチェンジしたことありません。メイクとアイチェンジは初のココロミ。だから、カスタムなんてかっちょいいモノではありません。

ご亭主に心でありがとうしつつお会計をすまそうとしたら、
よかったら・・・・・と、ご亭主がバスケットをもってきてくれました。

見ると、バスケットいっぱいに可愛らしい茶くまちゃん&白くまちやんが!

           白くま画像のみにて失礼します。

え?下さると?
ぉお~ぉ、なんてステキなクリスマスプレゼントなんだ!!
このトシでプレゼントを貰えるなんて思ってなかったよセニョリータ。
イヤ、ご亭主。ありがとうございました、パンダにいい相棒ができました。

名前はオットー・カリウスです。よろしく。
       
・・・と、まあ、そんなこんなで、たぬぅの帰りの足取りはそれはもう軽ぅございました。

ぼっくはクマ、クマクマクマ~~~車じゃないよ、クマ、クマ、クマ~~~~



しかし、こうして目出度く連れて帰ったもののその日、彼女が娑婆をみることはなかった・・・。

               未だ箱入り。

苺田さん『そう、もう何年も箱に入りっぱなしでイイ加減にせぇや~って思ってたのに。』

たぬぅ 『スマン、次の日も仕事があったんだよぅ~~、眠かったんだよ~。』  

苺田さん『あまつさえ、帰りのバスで!』
     『イスの上からわたしを箱ごと落っこどしたんだよ~、
                                                            ・・・すげぇ段差があったのに
         この、バカだぬきがっ!!』



たぬぅ 『だから何度も謝ったじゃん。機嫌直してよう、苺田さん
      服買ぅちゃるから。』

苺田さん『。』 目の色変わる苺田さん。
      ソワソワ  ウキウキ
      『そやな~、今度カワイイお洋服とお帽子買うてくれたら・・・
       ほんでチャラにしたるわ』

たぬぅ 『帽子が増えてるよ・・・なんてゲンキンなムスメさんなんだ』ボソッ





     苺田さん『あ”? なんかいった?』

たぬぅ 『なんも言うとらんよ~』
(てか、いつのまに箱から脱走したんだ・・・苺田さん。)


苺田さん『まぁ、ええわ。それにしても、なんでわたしは苺田さんって名前なの?』

たぬぅ 『フッフッフ。よくぞ聞いてくださいました。』

       (苺田さんの話/小沢真里著)講談社


このお話は、デザイン学校に通うちょっとアタマのユルイ・・・
や、天然な衣温(イオン)くんとリカちゃん人形・・・や、リナちゃん人形に
宿った異星人の苺田さんのココロヌクイ物語です。
出てくる登場人物が、ちゃんと人間くさいダメな部分をさらけ出しながらも、
こころを交感しあったり、思いやったりして日常を綴っていきます。
読後に『ヨシ、これからはもうちっとマシな人間になろう。』っと思わせてくれる、

苺田さん『そんなコトを思うのはアンタが××××いるからやねんで?』

そうそう、苺田さん。ナイス、ツッコミ・・・ってぇ、ほっとけやぁ~。
ごっほ、ごっほ。えー。まあ、そんな訳で、最近の超オススメ漫画です。
表紙もすごく凝ってます。
どんな風に凝っているのか・・・ソレは下の写真・・・じゃ、ちょっと判り辛い
と思われるので、本屋さんで見かけたらちょっと手にとってみてくださいませ。
サテ。
プーリップのパンダに、漫画の登場人物(ナゾの宇宙人)名をつけるのは
まぁいいとして、なんでマタ苺田さんなのか?・・・・・と、思われた方。
『えー、その漫画のファンだからでしょ?』
ふっふっふ。その通りだっ。
・・・じゃなかった、ま、まぁソレはそうなんだけれど、ソレだけではアリマセン。
そのヒミツは『苺田さんの話1』の90ページアタリにあります。
よかったら読んでみてくださいな。


たぬぅ『・・・って、訳なんだよ、苺田アンさんや。』

苺田さん『あんなー、もうちょっと言い方あるやろが、心温まるとか
      ハートフルとかさぁ。』    

苺田さん『・・・ま、ええわ。』   

      眼鏡っ娘じゃ。どや。  

苺田さん『と、言うわけで今日からたぬぅの家にお世話になる苺田アンや、
                                       よろしぅな』

たぬぅ 『おかしい・・・パンダって見るからにかわいらしい性格な・・・ハズ・・・』

苺田さん『あ”? なんかいった?』

たぬぅ 『なんも言うとらんよ~』


は~ぁ、アツイアツイ。