他人に与えた気持ちや行為が、自分自身を形成する世界とは面白いと思います。
私たちは、お腹が空けば自分でご飯を食べます。しかし、自分のために食べたご飯は、ほんとうは胃袋から全部漏れているのです。
だから時間が経つと、直ぐにお腹が減ってしまうのです。
自分のお腹が空けば、先ず他人に食べさせて上げるのです。その人のお腹が一杯になれば、食べていない自分も何故か満腹しているのです。そして、この場合の満腹感は、かなり持続し、しかも自分の血となり肉にも成るのでした。
では、食べさせてもらった人はどうなるのか?やはり直にお腹が減るので、その人も違う他人にご飯を食べさせることをします。
これが繰り返された結果、その世界からは餓死者や飢餓感が消えたのでした。
こんな世界が有れば良いなあと、思いますか?
これは「食べる」ことを例に書きましたが、このような霊的な側面が今の見える世界に「既に」貫徹している宇宙法則なのです。
なんとなく、幸運と不運が発生する原因でもあります。
だから、今の自分が不幸だと感じている人も大丈夫です。必ず改善して行きます。
ただ、そのためには、物事に対する今までの自分の受け取り方、心で思う事を、上記のような「視点」も考慮すれば良いです。
なかなか他への行動までは出来ないけれども、自分の心の視点を1つぐらい増やすことは誰にでも出来ます。
「知る」だけでも、人間は変わって行くのです。
だから釈尊も、正しく真理を「知る」ことが、人間が成仏(じょうぶつ:真の幸福感に満たされること)するためには絶対に必要だとしました。
上記の空腹感の話も、この世の大切な真理の1つなのです。
日本人の古来からの文化は、「モノの哀れを思う」文化だと感じます。人間には、ズルい面やどうしようもない色情もあり、おろかな事をしてしまうことがあります。
しかし、全員が死んで去って行くのですから、死の視点から見ますと、そのような人間のサガ(性)も大きな目でながめることが出来ます。
そして、死んで見えなくなっても、哀れ(あわれ)むという「思いやり」の行為を尊重する文化です。
先祖供養とは、他へ「与える練習」としては最高の行為であり、「モノの哀れ」を自分なりに忘れない日本文化です。
べつに供養をしても、しなくても誰も怒りません。しかし、上記の空腹感の話と同じで、結局は自分自身を「救っている」行為が先祖供養なのです。
先祖を供養する人は、その人も必ず救われます。これは絶対です。
宮沢賢治 作。「注文の多い料理店」のがいよう
イギリス風の身なりで猟銃を構えた2人の青年紳士が山奥に狩猟にやってきたが、獲物を一つも得られないでいた。やがて山の空気はおどろおどろしさを増し、山の案内人が途中で姿を消し、連れていた猟犬が2匹とも恐ろしさに泡を吹いて死んでしまっても、彼らは「2千4百円の損害だ」、「2千8百円の損害だ」と、表向き金銭的な損失だけを気にする。しかし、山の異様な雰囲気には気付いたらしく、宿へ戻ろうとするが、山には一層強い風が吹き、木々がざわめいて、帰り道を見つけることができない。途方に暮れたとき、青年たちは西洋風の一軒家を発見する。そこには「西洋料理店 山猫軒」と記されており、2人は安堵して店内へと入っていく。 入ってみると、「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはごしょうちください。」という注意書きがあるのに気付く。これを2人は「はやっている料理店で、注文が多いために支度が手間取る」という風に解釈して扉を開けると、そこには「髪をとかして、履き物の泥を落とすこと」という旨の注意書きがあるだけだった。以後、扉を開けるごとに2人の前には注意書きが現れる。中には「金属製のものを全て外すこと」といった少し首をかしげる注意書きもあったが、「料理の中に電気を使用するものがあって危ないからだ」というように、2人はことごとく好意的に解釈して注意書きに従い、次々と扉を開けていく。
しかし、扉と注意書きの多さを2人がいぶかしんだ頃、
「いろいろ注文が多くてうるさかつたでせう。お気の毒でした。
もうこれだけです。 どうかからだ中に、壷の中の塩をたくさん
よくもみ込んでください。」
という注意書きが現れ、二人は顔を見合わせ、これまでの注意書きの意図を察する。これまで、衣服を脱がせ、金属製のものを外させ、頭からかけさせられた香水に酢のようなにおいがしたのは、全て2人を料理の素材として食べるための下準備であったのだ。「西洋料理店」とは、「来た客に西洋料理を食べさせる店」ではなく、「来た客を西洋料理として食ってしまう店」を意味していた。気付くと、戻る扉は開かず、前の扉からは目玉が二つ、鍵穴からこちらを見つめている。あまりの恐ろしさに二人は身体が震え、何も言えず、ただただ泣き出してしまい、顔は紙くずのようにくしゃくしゃになってしまう。
そのとき、後ろの扉を蹴破って、死んだはずの2匹の犬が現れ、先の扉に向かって突進していく。格闘するような物音が聞こえたあと、気付くと屋敷は跡形もなく消え、2人は寒風の中に服を失って立っているのに気付く。そこへ山の案内人が現れ、二人は宿へと、やがて都会へと帰っていったが、恐ろしさのあまりくしゃくしゃになった顔は、どうやっても元には戻らなかった。
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修正点です。174ページ4行目の続きには以下の文面が入ります。
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