悪い奴は、相手の心のボタンのありかを知っている。これを押させないこと

ガンの免疫療法に繋がる発見で、今年のノーベル医学・生理学賞を日本人が受賞されたことは、誠に素晴らしいことです。おめでとう御座います。
2013年に既に文化勲章を受章されていますから、今回のノーベル賞よりも先に国内での評価が高い研究成果だったと言えます。

これまではノーベル賞を受賞後に、やっと国内でも評価されて文化勲章というパターンが続いていたイメージがありました。
つまり、この研究の御蔭で世界で救われている患者数が多いにも関わらず、なぜかノーベル賞を受賞していなかった、という不思議を感じます。

しかし、日本人がこの免疫療法を発見した、という確定をノーベル賞で世界にさせることは、
・　天文学的な特許料、収入に関係する問題
このあたりの問題が、外国と折り合いが付いたのか、という案件も想像します。

この研究成果は、すべてのガンに対応と応用が可能な無限の広がりを持たせる、根本的な仕組みの１つの解明なのです。
100兆円規模の発見かも知れません。

今回の研究の仕組みを簡単に説明しますと、
・　ガン細胞が、免疫細胞と戦う時に、
・　免疫細胞が持つ、「戦闘停止ボタン」の場所と、
・　その「戦闘停止ボタン」を押せば、免疫細胞が戦闘停止をして寝てしまうことを、
・　ガン細胞がなぜか知っていた。

ガン細胞の悪知恵には感心します。
ガン細胞の悪集団が、武器を持った自衛隊に包囲されたとします。
すると、ガン細胞の通信部隊が、自衛隊の通信網を乗っ取り、「戦闘停止」「戦うな」「撤退しろ」というウソの命令を流す訳です。

そして無抵抗で撤退する自衛隊を、後ろから狙い撃ちして全滅させます。
このようにしてガン細胞が連戦連勝を重ねて、体内でカタマリにまで増殖します。

今回の受賞は、
・　免疫細胞が持つ「戦闘停止ボタン」にフタを被せて、押すことが出来ないようにする薬を開発した。
ということなのです。

しかし免疫細胞とは不思議な存在です。
・　戦闘モードばかりでもダメ。正常細胞まで破壊する可能性。
・　休止モードばかりでは、病気に負ける。
免疫細胞のONとOFFの切り替えスイッチの性能が重要なのでしょう。

湯沸かし器の電気のスイッチでも、温度によって自動的に「パチン！」と切れが良く切り替わるスイッチは安心です。
でも高温になっても、切り替えスイッチが利かない場合は怖いです。発火するかも知れません。

そこで、老子と釈尊が指摘した「中道を維持すること」、
・　中道こそ最善である。最善に成る。
ということが、細胞にも言えるようです。

今回の受賞者も、
・　直感が優れた研究者
・　先に直感が示す「こうであるハズだ」という答えが浮かぶ。
・　これを後から検証した結果、発見する。
このような「前後が逆転した発想」をする人に、ノーベル賞受賞者が多いと感じます。

人間も、「神様は誰もの心の中に居る」「人類の右胸に存在する」。
これを知るために、自覚するために、長い人生で様々な体験をするのだと感じます。

最終の答え「自分と神様は一体だった」という答えを持ちながら、これからの人生でこれを自覚するための社会体験をして行きましょう。
これを否定したところで、誰もが必ず寿命で死にます。
誰もが死後に、必ず答え合わせをすることに成りますから、楽しみに今生を体験して行きましょう。


（カレンダーの説明は「１０月の自然観察日」を参照）
＊【あなご君】（http://www.sinjidai.com/~miyagi/anago-hi-net.html）
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東海地方を静観します。

生かして頂いて 有り難う御座います

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