(記事「井戸の中のカエルが、本当の世界を知る方法は?」の続き)
釈尊が返答されました。
「いかなる時にも崩れ去らない、完全なる悟りの知恵を持って目覚めていること。
心が安心感の海に浸かっており、いつも心が動かない心境でいること。
自分自身の心の根源存在に対して、自分の意識が常に向いていること。
あるがままの今という、この瞬間の自分を意識し続けていること。
このような人物ならば、この雑多な社会の中に住みながら、
輪廻(りんね:生まれ変わり)の激流を無事に卒業することが出来るのです。」
(原始仏典 釈尊の言葉 釈尊の言葉 スッタニパータ編 第1章9節-No.174)
(感想)
雪山に住む神霊が、釈尊に問い掛けた、
「どんな人間ならば、何度も生まれ直す転生の海を、もう二度と生まれ変わることが無きように卒業ができるのか?」
に対する釈尊の返答がこの項です。
でも、釈尊の最初の返答が、
・ 完全なる悟りの知恵を持って目覚めていること。
いきなりガ〜ンです。つまり、悟った者であることが前提条件なのです。
でも、釈尊はこの後に、悟りに近付く方法を開示されています。
(1)心がいつも安心しており、動揺しない心を心掛けること。
(2)自分の心の根源存在(内在神)に対して、自分の意識が常に向いていること。
(3)自分の心を、過去にも、未来にも置かずに、今という瞬間だけを見て生きることを意識すること。
この3つを遂行すれば、どんな環境や条件下に住んで居ても、悟り(さとり:自我と真我の差を取る)に到達し、何度も生まれ直す転生の海を卒業することが出来ると釈尊が示唆されています。
この3つを読みますと、漠然とした悟りというよく分からない「境地」ではなくて、今の自分の生活の中で、心掛けるべき、目指すべき「心境」がよく分かります。
皆さんの生活の中で出会う人の中にも、
・ いつも安心している人。
・ 自分の心を観察しながら生活している人。
・ 今を一生懸命に生きている人。
このような人物も、居られるかも知れません。
もう紙一重で、悟りの一歩手前という人が、現代人には多いと感じます。
過去の時代には無かった、約束された時代が今だと私は感じています。
現代人には、何度も転生を経験した魂が、今という時代に極まっているのです。
もうそろそろ、今度こそ、という思いが、何となく分かる、感じている読者も多いと思います。
「生まれ生まれ生まれ生まれて 生の始めに暗く」
(何度となく転生を繰り返しているのに、生の始まりさえ分かっていない)
「死に死に死に死んで 死の終りに冥(くら)し」
(何度となく死を繰り返しているのに、死の終わりさえ知らない)
空海の著書『秘蔵宝鑰』(ひぞうほうやく)より。
この転生の海を卒業する方法は何か?
更に釈尊の返答が、もう一話続きます。 (続く)
* 地球上空の電子状態(http://www.swpc.noaa.gov/products/goes-electron-flux)が激しく乱れています。その乱れた瞬間の時間から27時間後を注意します。
・ 今日の中潮を注意して静観します。
* 原始仏典『スッタニパータ』
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* 新刊 宇宙万象 第3巻
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生かして頂いて 有り難う御座います
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