仕事は、一生懸命に、真剣に、最大にするべきだと思います。
でも、自分の心身を壊してまで、することでも無い。
大切なのは、自分の命です。
仕事に関する、この二面性のサジ加減が分からない人が増えています。
このサジ加減が分からないと、駅でホームに立ちながら、
「今から会社に行くのは嫌だなー。ああ、そうだ」
と目の前の線路を見詰める人が増えてしまいます。
これでは、生けません!
そこまで仕事に対して、本当に命を懸けるべきでは無いし、そんな値打ちも無いのが仕事です。
ワレよしの上司や同僚たちのために、自分の命を亡くしてはダメです。
もう自分の心身を病みそうだと思えば、他の求人も見ながら、有休や病休も取りながら、自己判断しましょう。
貧乏になっても、命さえあれば、また自分次第で仕事は出来るものです。慌てないことです。
私は、20年間以上もサラリーマンをしましたが、
・ しょせんは、生活費を得るための仕事だ。割り切ろう。
・ 自分のプライベート(家族と神事への探求)は大切にしよう。
・ 仕事上の困難や、ストレスを、これを自分自身の修行としよう。
・ 心までは、仕事に呑まれないぞ!
このような思いで勤務していました。
私が就職したコンピュータ・ソフト会社というのは、超大手の家電の大企業から天下りで来た役員や上司ばかりで新設された会社でした。
大企業から左遷された人物がメインですから、一癖も二癖もある人が多かったです、笑。
罵倒や、理不尽な命令、売上目標への恫喝、これが当たり前でした。
この時に、ロシアの神秘家・グルジェフが、命懸けで金を、大金を、稼ぎながら覚醒を目指す求道の旅(「グルジェフ・ワーク」と呼ばれます)をした自伝を思い出して、自分自身に当てはめて、
・ 仕事を自分の修行とする
もう禅の永平寺に入ったつもりで仕事を、「意志力の強化」「目覚めるために」「実現力の増大」「業績を上げてボーナスアップに換金させる」、
という「これは大いなるゲームだ」「すべては自分のために成る」と視点と思考を変えて仕事に打ち込みました。
仕事の困難に打ち当たるほど、嬉々として心中で笑える自分がそこに居ました。
でも、しょせんは仕事だ。
自分の心身を懸ける必要は無い。
という冷めた自分を忘れませんでした。
・ 真剣に仕事に悩むほど、その仕事のペースも、中身も落ちます。
・ しょせんは仕事だ、自分の心身が大事、と軽く思うほうが、仕事も思いっ切り頑張れました。
自分を縛っていたのは他人では無くて、自分自身が「嫌だ」と悩む気持ちが犯人です。
苦しい時ほど、気楽になることを意識しましょう。
その方が、目の前のやるべきことを頑張ることが出来るのが人間なのです。
思い詰めても、何も良いことがありません。
記事の最初に、
「仕事に関する、この二面性のサジ加減が分からない人が増えています」
と書きましたが、
・ インドの聖者・ラマナ・マハルシの神聖な求道と達成。
・ ロシアの神秘家・グルジェフの、海千山千のギトギトの何でも有りの求道。
実は、このまったく違う2つの求道も、たどる道程は完全な別物でも、その行き着く「頂点」は同じ意識の領域なのです。
だから今の自分が、どんな環境や仕事でも大丈夫です。
その中で、自分の良心に従って、自分の命を大切にしながら登って行く継続は、大いなる聖域へと自分の心境を押し上げることが可能です。
専業主婦も、自分の家庭を求道の場所として頑張りますと、その先には悟ることが有るのです。
人間は、自分の気持ちの「持ち方」次第で、求道にも地獄行きにも成ることを知って置いてください。
自分なりで良いです。
命まで懸けるべきでは無い。
これを参考にして頂ければ幸いです。
* 本州の中央部の地下深奥の動きを警戒しています。
生かして頂いて 有り難う御座います
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