社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

精神科医の暴言

2018-10-05 07:34:20 | 日記

「精神科医にも拳銃を」
「西欧含めて、民主主義で国民が幸せになっ
たという話は聞いたことがない」

報道で話題になった日本精神科病院協会(日
精協)の山崎会長の「暴言」を批判する集会
が28日、東京で開かれた。
新聞の小さな記事であった。

この会長さんは、いわゆる「アベ友」の1人
であり、会食やゴルフを一緒にやっていたと
いう。また叙勲も受けている。
このことで、精神科医が声を上げずらくなっ
ている状況があり、当事者が声を上げること
が必要だとして開かれた集会。

精神科医の香山リカさんは、この暴言により
精神障害のある男性が医療不信に陥り治療中
断になっている人もいると語った。

日本の精神医療は、欧米と比べても極端に違
っている。薬の使用量が群を抜いており、病
院の入院も同じだ。

病院から地域へ、と計画も含めさまざまな取
り組みを進めているが、受け入れする地域の
社会保障の基盤はお寒い状況だ。人も金も足
りない。また国民の意識の啓発も遅れている。

最近は三障害を同じ事業所がまとめて受け入
れているため、きめ細かい支援ができにくく
なっているようだ。

いずれにしても病院団体のトップに立ってい
る人のとんでもない発言、暴言をそのままに
しておけない。
主役である「当事者」が声を上げていかなけ
れば。

Nothing About us without us
私たちの事を私たち抜きで決めないで


またか 「教育勅語」の礼賛

2018-10-04 07:32:54 | 日記

新内閣が発足した。
さっそく暴言がはじまった。
柴山文部科学大臣が教育勅語を現代的にア
レンジして教えることも「検討に値する」
と発言した。

安倍首相自身は、昨年に教育勅語を学校の
教材で使うことを容認し、閣議決定まで行
った。

時代錯誤もはなはだしい。

教育勅語は、戦後の国会で否定され、廃止
されたものだ。

明治から、教育勅語による「修身」で、徹
底的に「天皇のために命をささげる」と子
どもたちを教育してきたものだ。
各学校に設置された「奉安殿」も大きな役
割を担った。
その結果が、先の大戦で310万人もの国民
の命を奪い、国土を荒廃させた元凶だ。

なぜ、こんな発言が飛び出すのか。
それは公明党を除くすべての閣僚が「神政
連」に、日本会議には15名も加入している。
いわゆる「靖国派」で占められている。

社会保障も戦前の恤救(じゅっきゅう)的
考え方が根深く残っている。
恤救とは「政府のお恵み」のこと。

片山さつき氏が入閣したが、彼女の生活保
護攻撃は「恤救」そのもであった。

日本の歴史から見れば、戦前はごく短い時
期である。その短い時期を日本の「伝統」
と称して再び復活させようとしている。

地方の神社の「神道」と「国家神道」を混
同させてはならない。

「一旦緩急あれば」命さえ投げ出すよう小
さな子どもから徹底的に教育してきた「教
育勅語」。まさに人間のロボット化といえ
る。

日本国憲法からも、国会からも、否定され
た「教育勅語」を礼賛する大臣の退場を。


決算の市長質問が1人!

2018-10-03 10:03:39 | 日記

釧路市議会の9月議会は決算の審査が入る
ため長い。昨日、各会計の審査が終わり、
1年間の予算執行の問題点や改善などを市
長に質問する「市長総括」の日であった。

しかし、何と、たった1人。共産党の村上
議員だけであった。

小中学校の教育用パソコンが、計画目標を
下回っていることについての質問であった。

議員は、市民の中にいてさまざまな要望や
問題を把握しているのではないか。
それを予算に反映させ、その執行結果であ
る決算について、市長への質問がないとい
うことは・・・

これは与党・野党とは少し違う問題ではな
いか。

市議会は言論の府であり、議論の場である。
決算委員会で、市の予算執行に多くの議員
から質問があるということこそ、健全な議
会ではないか。

釧路市議会は過去にも「広報不掲載」問題
が発生した。与党にとって、市長にとって
不都合なことは市民に知らせないという、
言論の府として恥ずかしい事態を引き起こ
した。結果は掲載することで解決したが、
こうした問題を抱えた市議会であることは
事実だ。  こちら ⇒

市の決算は「否決」されても、市政運営上
は問題は起こらない。
だからこそ、議会としてしっかりチェック
機能を働かせてほしい。

私自身も議員時代は、決算における質問が
ないということはなかった。


民意よりアメリカのご意向が上!

2018-10-02 11:49:11 | 日記

沖縄知事選は辺野古基地はダメという声が
圧倒した。

自民・公明政権側は、基地をいっさい語ら
ない「ステルス作戦」=名護市長選の再現
を狙ったが、どんなに国家権力を総動員し
ても、民意には勝てなかった。

ましてや、日本国民の2兆円ともいわれる
血税で最新鋭の米軍基地を辺野古につくろ
うとしていることにノーの審判がくだった
わけだ。

しかし安倍首相は知事選の敗北を「真摯に
受け止め」、菅官房長官は辺野古基地建設
は「なんら変わらない」と述べた。

どこを向いて政治を行っているか、明確で
はないか。

「対米従属」という重い病にかかっている
自民党政治。これに「維新」や「希望の党」
がのっかったわけだ。昨年に指摘した「希
望の党」は自民党の補完勢力以外なにもの
でもない。

北東アジアに平和の風がふいている。
韓国は板門店にある地雷の撤去をはじめた
というニュースが流れた。

安倍政権は、この平和の風を促進するどこ
ろか、辺野古に巨大な最新鋭の米軍基地を
どんな民意が反対しようとつくろうとして
いる。さらにイージスアショア、F35の空
母、そして今回トランプ大統領から暴露さ
れたように「日本は大量の武器を買うこと
に」。

平和への歴史の流れを止めている、それど
ころか戦争できる日本への執念ばかりが際
立つ。

総理のご意向で動く政府、アメリカのご意
向で動く安倍首相。
もう終わりにするときではないか。


玉城デニー氏の勝利

2018-10-01 09:32:41 | 日記

自民、公明、維新、希望の党とともに権力
の総力をあげた選挙であった。フェイクニ
ュースも飛び交い、政府与党はすさまじい
組織を動員した選挙であった。
政府与党候補は、最後まで辺野古を隠し、
取り上げなかった。対する玉城デニー候補
は、翁長県政を継承するときっぱり。

争点は明確であった。
結果、39万対31万、無党派層の7割が、
また自民、公明の支持層の4分の1が玉城
氏に投票したと報道された。

沖縄の世論調査は、辺野古基地反対である。
そして、今回の選挙だ。

本来の民主主義の国であれば、当然に政府
は民意を尊重しなければならないのに、実
際はどうか。

安倍政権は、いつもながら選挙で「勝てば
認められた、負ければ粛々と進める」であ
る。

安倍首相は外国のスピーチでは「自由、民
主主義、法の支配」を共通の価値観にと述
べるが、首相自身がこの価値観とかけ離れ
てしまっている。いや逆だ。

言葉と実行がこれほどかけ離れた首相は、
過去いないのではないか。

日本の税金でつくる2兆円ともいわれる辺
野古米軍基地。
トランプ大統領から「日本は大量の武器を
買うことに」と暴露され、アジアにおける
軍拡競争の片棒をかついでいる。
さらに日米FTAさえ同意するという、まさ
に屈辱外交だ。

安倍首相に平和への戦略はまったくない。
あるのはアメリカの軍事力と日本の自衛隊
の増強だけだ。そして「戦前」への先祖返
りだ。

アジアの平和のためにも、世界の核兵器禁
止の流れを強めるためにも、安倍内閣の退
陣しかない。

カギは「オール沖縄」にみられるように、
市民と野党共闘だ。