沖縄米海兵隊の実弾射撃訓練が、4~6月に矢臼別演習場で実施されると発表された。
5年連続となる。
1997年からはじまり、29年目にして初めてのことだ。
そもそも「固定化しない」という約束ではじまった。
矢臼別平和委員会は3日に「約束違反」として別海町長に申し入れた。
道新ニュースでは「2008年9月の定例町議会で当時の水沼猛町長(故人)が一般質問に対し、『5年に1回は休むという約束の下で演習は行われている』と答弁していた。」
30年近くも経つと当時の官僚も入れ替わり、忘れているのか、あるいは意図的か。
5年連続の「屁理屈」は日本政府からみれば何とでもなるだろう。
しかし、これを許してはならない。
この演習は毎回日本の税金3~4億円もかけて沖縄米海兵隊を矢臼別に運んでいる。
沖縄の米軍人による「少女暴行事件」をきっかけにはじまった「沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の分散・実施」の反対の大きな声にたいして、「これ幸いに」と日本全国に移転した。
沖縄の演習は固定砲座で、実弾を発射寸前で止めるという不十分なものであった。夜間もできない。
広大な矢臼別演習場では思いっきり撃てるし、夜間もできる。かれらの「ヒット&ラン」の訓練も。
まさに実践訓練に近くなった。
米海兵隊にとって「笑いの止まらない」状態だ。
本来なら米国本土、ガムの米軍基地で行うものではないのか。
もっとひどいのは沖縄のグアム島への米軍基地の建設に「日本の税金」まで拠出している。
自民・公明政権のアメリカ言いなりの政治の結果だ。
辺野古米軍基地の建設も、1兆円ともいえる建設費も日本の税金だ。
どこまで「卑屈」なのか。
そういえば戦後日本に来たマッカーサーは日本人を「卑屈」と言い放った。
これに唯々諾々と従ったのが当時の政治家だ。
「日本防衛」と名がつけば、なんでも許されるという政治的風潮をかえていかなければ。
トランプ大統領は軍事費のGNP2%ではなく、5%を要求している。
このままでは恐ろしい結果を迎える。
やはり自民党政治を終わりにする時が近づいている。
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