夕日のなかで、根室市イオン前
今日は終日根室市。(前回は夜と朝のみだった)
そして半島を一周した。漁業と酪農が産業だ。
トイレタイムで、わずかな時間だったが北方領土資料館に立ち寄った。
そこには千島の島々で暮らした日本人のまごう事なき生きた姿があった。
ちゃぶ台、蓄音機、柱時計、
左奥には、釜と石臼が。
政府が進めていた「四島返還」を安倍元首相は「二島返還」に切り替えたが、結果はゼロ。それどころか「四島返還」を取り下げたという事実が残ってしまった。
安倍政権による「安倍外交」は完全に失敗であった。結局マイナスしか残らなかった。
そもそも27回もプーチン大統領に会って何をしてきたのか。国家のトップが仲良くなり、かけ引きや経済的支援で領土が帰ってくるものではない。勘違いもはなはだしい。
失敗した検証も必要だ。
戦争で奪った土地は返還しなければならない。「領土不拡大の原則」だ。
この原則を「ヤルタ協定」で踏みにじり、サンフランシスコ条約の「千島列島の放棄」条項で日本は屈服してしまった。
この戦後処理の不公正を正すという立場にたち、国際的道理を主張していかなければ。
いままでの安倍的二国間のトップ同士の「もみ手外交」ではなく、道理にたった主張で、国際的世論を高めていかなければ、と思う。
もと島民の高齢化は著しい。墓参も一日も早く再開するべきだ。
ちゃぶ台の暮らしを見て、思いを馳せた。