先週土曜にインスリン・フォーラムに出席のため、盛岡に行ってきました。持効型インスリン”ランタス”(グラルギン)の新デバイス(ソロスター)の発売記念でもあり、24時間持効型ランタスの特徴と臨床使用について3人の講師の講演を聴きました。インスリン治療中のDM2型症例で強化療法あるいは混合型インスリン2回/日の場合ランタスの使用量の目安は1日NPH量に80%とされているが、理論的には生理的1日インスリン必要量は1U/㎏であり、その半分が基礎分泌と考えられる。したがって体重60kgの患者さんの場倍は30Uが目安となる。初回は4~5Uから開始し、1~2週後からは大胆に5~10~15~20Uと増量して朝空腹時の血糖が110㎎/dlになるまで増量する。ここまで血糖が下ると食後インスリンの追加分泌の回復が期待され、安定した血糖の改善が認められる。ランタスは1日1回寝前あるいは朝食前であり、1日1回なので良好なコンプライアンスが期待される。またBOT療法への切り替えが可能であり、血糖コントロールが良好では経口SU剤(グリニド系)が推奨されるとしていたが、個人的にはアクトスの方が利にかなっており、効果があると思っている。その日は盛岡泊まりでした。
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