ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

”夜食は太る”の科学!

2011年10月26日 09時14分55秒 | 診療&トピツクス

 夜食は何故太るのか?疑問に思っている方も多いと思います。特に夜行性人間

や飲酒家はどうしても夜中にお腹が空(すく)のであります。私もその傾向があり、

それなりに注意しているのでありますが・・・。最新の時間栄養学の進歩により、食

べる時間帯によって太るか痩せるかが決定されるという知見があります。それによ

ると脂肪蓄積に関係する体内時計蛋白(Bmal-1など)が同定されており、その体

内変動パッターンに呼応して食事を取れば、摂取カロリーを気にせず食べて、痩せ

る(ダイエット)ことが容易にできるとされています。つまりこの蛋白は朝から減少し

て午後3時頃(ゴールデン時間)が最低になり、その後しだいに増加して、夜の10

時から深夜2時が最も増加するらしい(ハザード時間)のであります。したがって、

朝食はしっかり食べる。昼食は軽め(蕎麦やうどん)にする。3時のおやつは甘いも

のOK.夜食は早め(6~7時まで)にしっかり食べる。8時以降は原則食事を取らな

いを実践すればダイエット効果は十分期待できることになります。メタボ傾向の方で

は是非実践してみるべき価値があると思います。また自律神経系の体内時計でも

同様のパッターンを示すようでこれを支持することになります。これでダイエット成功

です!

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