昨夕はDMと認知症の研究会があり、参加しました。DM症例では脳内は
低酸素・低インスリン状態であり、脳血管血流障害や神経変性が進行しやす
い環境にある。特にミトコンドリア活性が低下して、βアミロイド変性を制御し
ている転写酵素活性の低下が認められるらしい。この病態に対して、GLP‐1
製剤や点鼻インスリンが有効とされる。また、認知症の原因は多岐にわたって
いるため、一度は神経内科で診察・検査して正確な診断を受けることが重要で
あります。一般的はアルツハイマー型・レビー小体型・脳血管障害型などがBest
3とされるが、早期では可逆的なものもあり、特に慢性硬膜下血腫や正常圧水頭
症やWernike脳症では早期診断・治療で認知症の著明改善が期待できる。
認知症の治療薬に関してもそれぞれの特徴(4腫)があり、アリセプトが無効例では
レミニールなどが有効な選択となるらしい。以上。