ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

DMと認知症関連の研究会

2014年11月27日 08時22分09秒 | 診療&トピツクス

 昨夕はDMと認知症の研究会があり、参加しました。DM症例では脳内は

低酸素・低インスリン状態であり、脳血管血流障害や神経変性が進行しやす

い環境にある。特にミトコンドリア活性が低下して、βアミロイド変性を制御

ている転写酵素活性の低下が認められるらしい。この病態に対して、GLP‐1

製剤や点鼻インスリンが有効とされる。また、認知症の原因は多岐にわたって

いるため、一度は神経内科で診察・検査して正確な診断を受けることが重要

あります。一般的はアルツハイマー型・レビー小体型・脳血管障型などがBest

3とされるが、早期では可逆的なものもあり、特に慢性硬膜下血腫や正常圧水頭

症やWernike脳症では早期診断・治療で認知症の著明改善が期待できる。

認知症の治療薬に関してもそれぞれの特徴(4腫)があり、アリセプトが無効例では

レミニールなどが有効な選択となるらしい。以上。

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