実際、プロ将棋の世界では約80通りの可能手から、瞬時に急所の
2~3手順に絞り込む作業が行われているらしい。そして、それらの
検討作業に入るらしい。逆に言えば77通りは捨てていることになる。
以前NHK杯で中原永世名人が読みの3パッターンのことを言及した
記憶があるが、定石手・研究手そして現発想手の選択可能手順があり、
それぞれ20手先まで読むらしい。この作業はプロ棋士であれば当然
の選択なのかも知れない。定石手ではまず勝てないらしいが、研究手
では55%前後で,現発想手ではそれ以上の勝率の可能性が高まる
らしい。したがって、勝負の世界では目の前の現象(局面)にとらわれ
ず、多様な価値観を持つことで自分自身を信じきることが重要である
らしい。それが個性(棋譜)なのかなあと思うのである。