第一回ハチ公カンファレンスの骨子

　昨夜のハチ公Circulation Connfarenceは症例報告が主体で心不全症例２件
と小児もやもや病の画像が脳外の石田先生から提示されました。非常に興味深く、
拝聴してきました。要約すると重症の心不全では①肺うっ血②低還流の病態が併存
しており、特に低還流の早期是正が重要で、セミショックあるいはショックの対応
が急務であります。まずはドブタミンあるいはイノバンを点滴して血圧と尿量維持
が治療のポイントとなります。その後、サムスカなどで肺うっ血の改善を図ること
になります。症状・病態改善後は心臓リハを開始して、早期の退院を目視すること
で心機能改善や病態の安定化を推進することが期待出来るようであります。また、
急性心不全をきたす疾患は多種あるが、今回は甲状腺クリーゼによる症例と心筋梗
塞後の心室中隔穿孔症例でした。以上